淡く、薄紅色が散る季節。出逢って別れて巡る季節、時は残酷にも変わらず流れていくのに何故か入学してからずっと感じていた抑揚、という感情が今になって感じられない。
変わらない、季節も巡る時間もなにもかも。
変わったのは、アンタが此処を巣立つ。つまりは日常からほんの少し、多分少し(人によって尺度なんて違うけど)切り離されるだけ。だけ?そうだろ、それだけのこと。同じように、決まった定めである事実だけなのに
「・・・なぁ、こんなに不安になるんはアンタのせいやで」
変わらない、季節も巡る時間もなにもかも。
変わったのは、アンタへの想いの重み。
日々、薄紅色と一緒に募らせて、散ることのありませんようにと
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HAPPY BIRTHDAY謙也くん
10/03/07
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