男は狼なのよ


なんてよく聞くけど。





「円堂」


「ひゃっ!?こ、ら豪炎寺!」




いつも賑やかな部室も練習が終わりみんなが家に帰った後はガランとしている。

普段は着替えに別の部活の女子更衣室を使ってるけど今日は遅くまで居残り練習していて着替えようとした時には女子更衣室が閉まっていた。

部室には練習に付き合ってくれていた豪炎寺だけしかいないしここで着替えようとユニホームを脱ぎ始める。


今日の練習も楽しかったなぁ、なんて思いながら脱いだユニホームを鞄に詰めようとした瞬間、「円堂」と名前を呼ばれいきなり後ろからガシッと胸を鷲掴みされた。


びっくりしすぎて、ひゃっ!?と変な声が出たけどそんなことどうでもいい!



「こ、ら豪炎寺!掴むな揉むな!」

「またでかくなったんじゃないか」

やめろ!と叫びながら制止させようと暴れるオレなんか気にもしないでやわやわと下着越しに胸を揉んでくる豪炎寺。


べ、つに豪炎寺とは恋人同士だから揉まれるのが嫌なわけじゃない。
けど時と場所を考えてほしい。
いつみんなが戻ってくるのかなんて分からないしこの時間は先生が見回りにくる可能性だってあるんだ。


「も、やぁ…!ここ部室…っ」

「いつもと違う場所でヤってみるのもいいと思うぞ」



興奮するだろ?


なんて耳元で囁かれて──ついでに甘噛みされた──下着を上にずらし直接胸を揉んでくる。


「こ、れ以上…んん…されたら…ぁっ!」

「可愛い円堂、我慢できない」

「あん!ちょっ…!ズボン脱がすなぁ!」






乙女のピンチSOS!







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某有名なあの曲からちょっとタイトル頂いた←





2011.2.3




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