♯ 山崎と土方 (20110930/130)

土方の腕が山崎の腰をゆっくりと抱き寄せる。緊張と動揺で硬直する山崎の額に吐息がかかり、そして唇の柔らかな感触が押し当てられた。「抱いても良いか?」愛しむような土方の声。頷く山崎の頬が熱を持つ。「……なんだ、夢か」そして眠りからようやく覚めた時、初めて自らの恋心に気付くのだった。

※お題:夢の中で額にキスをした後心をこめて「抱いてもいい?」