♯ 山崎と沖田 (20110926/140)
クローバーの葉をひとつ千切って、沖田はつまらなそうに地面に寝転んだ。「草も花も潰れちゃいますよ」隣で四つ葉を探す山崎の忠告にも耳を貸さず、一眠りしようと目を瞑った矢先、静かに影が重なり唇に何か柔らかなものが触れる。「……奪っちまいました」開いた視界の中では、山崎がはにかんでいた。
※お題:花畑の真ん中でバードキスをした後小さな声で「奪っちゃった」
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