♯ 山崎と沖田 (20110925/139)

暖かな昼下がり。山崎は縁側の日溜まりで無防備に眠る沖田を見付けた。珍しくもアイマスクを装着していない寝顔を眺め、その閉じた瞼へと接吻を落とす。ほんの出来心だった。知られぬうちにと山崎が慌てて立ち去った後、ゆっくりと体を起こした沖田が掌で目元を覆う。伏せた顔は仄かに色付いていた。

※お題:『想いを告げられない関係』『瞼にキス』