※下ネタ

「情けないね」

「…うるせぇ」

太陽の日照時間が長いこの季節になると必然的に露出が増える訳で。若い女の子達は腕や胸を広げ惜し気もなく白い肌を晒している。そんな様子を見ていた甘寧があろうことか鼻血を出したのだ、彼女のわたしが隣に居るのに。いくらなんでもあり得ない。

「女の子なら誰でもいいんでしょ」

「はぁ?」

出るとこでてたらわたしでなくてもと卑屈な考えが次々に出てきて自分の表情が険しいものになっていく。もっと可愛らしく瞳を潤ませたり出来たらいいが生憎そんなに育ちは良くない。

「妬くなって」

「妬いてない」

「そーかよ」

「……!?ちょっと甘寧!?」

いきなり距離を縮められたかと思えば腰に手をまわされ担がれた。

「なにするのどこ行くの!?」

「おれの部屋。なにをするかは、まあ身を持って理解しろ」

「…こわいのですが」

「安心しろ、お前以外じゃ勃たねぇってこと教えてやるだけだ」

擦れ違った凌統に苦笑された助けろ軟派野郎!


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