夢 | ナノ
「元就様いい加減お目覚めくださいませ」
「何を申すか、我の目は覚めている」
「ならばザビー様とやらと早々に縁をお切りください」
「ザビー様と縁を切った我など想像もつかぬ」
「では実際に実行いたしましょう、ならば想像する必要もなくなります。さあ、あの胡散臭いうすらハゲを今すぐ倒しに行きましょう!」
「貴様…っ!我が崇拝するザビー様を侮辱するか!」
「私は真実を申し上げているのみ。さらに私はあそこの信者たちとは見事にうまが合いません」
「それは貴様の人格や価値観が歪みきっておるからだ」
「元就様?自らの今までの行動をよく考えて発言なさってくださいね?」
「我のどこが歪んでおるというのだ!」
「あえて申し上げるなら、すべてにございます」
「貴様…!!」
「あら、失礼致しました。謝る気など微塵も持ち合わせておりませんが」
「これ以上ザビー様を侮辱するのは我が許さん!!」
「いい加減にしてください!侮辱されているのは私の主であるあなたですよ!」
「我がいつ侮辱された!」
「サンデー毛利って言葉以外に何があるんですか!?サンデーですよ?なんですかサンデーって!」
「ザビー様は日輪の意だと言っておられたぞ」
「そうですか。では毛利の姓も日輪もさぞ嘆いておられるでしょうね」
「貴様ァアアア!!」
ザビーが嫌なくせに毛利軍にいる私も大概かも知れないけれど、この人を見放すことなんてもっと出来ない
title 処女
100814加筆