01/02(14:38)

「白咲ってさ、他の奴等とは違うよなあ」

初詣ではしゃぐ部員から視線を外さずに隣の白咲にそう言う。肝心の白咲は「は」と間抜けな声を出すだけ。

「なんて言うのかな、周りに頼らないっていうか独特な雰囲気を纏っている感じ」
「そう、ですかね」
「勿論俺たちはもうフィフスのことなんて気にしてないから、気楽にいこう。それに俺、お前の先輩だからさ少しくらい頼ってくれ」

笑って、やっと白咲の方を向く。白咲はポカンとこれまた間抜けに口を開けたかと思えば、ハッとして俯き、少し間を開けてから「はい」と小さく返事をした。




(白咲と北厳さんの背番号の日記念)

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テーマ「人外ファンタジー」
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