02/15(21:52)

「俺クオルの作ったご飯、すごく好き」

台所に立つクオルの背中を眺めながらそう言う。さっきから漂う美味しそうな匂いがお腹をすかせ、涎を誘った。

「毎日食べられたら、幸せなんだろうなあ」

あ、これプロポーズみたいだ。こっそり気が付き、恥ずかしくなって赤くなれば、クオルが背中を向けたままクスクス笑い出す。

「ありがとう、ネタン」

クオルの言ったそのお礼が、どんな意味を込めているのか。それはまだ俺が理解するのにはまだ早いのだと思った。
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