優クオ


好きだ、って、敵である剣城優一に言われるだなんて、誰が思っただろう。ルートクラフトでエルドラド戻る際に言われたその言葉に、私だけじゃなくてオメガのみんな、敵であるあいつ等も目を丸くさせた。

「ふ、ざけるんじゃないよ」
「ふざけてなんかないさ」

目を細めて、彼は私に笑いかける。隣のネタンがぎゃーぎゃーとうるさい、覚えていたのはそれだけ。




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