悠アミ


「どうか私に力を貸してください」
小さな小さなおもちゃを両手で包み、祈るようにそう呟く。一度はお別れしたそのおもちゃは貴方の白い色で戻ってきた。案外乙女な私は、もしかしたら貴方の力を借りられるのかも、なんて考えちゃうの。
「悠介さん、貴方の力貸してください」
もう、私は負けないわ。




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テーマ「人外ファンタジー」
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