『ひいばあちゃん!』
未来から来たあの子は確かに私をそう呼んだ。嬉しかった、大好きなあの人と結婚出来るんだ知ったから。
でも、違った。あの人と結婚したのは違う女の子。私じゃない。
もしかしたら、未来のあの子は生まれないんじゃないだろうか。私のせいだわ、ごめんなさい。
今日はあの人と女の子の結婚式。泣いてる私を見てみんな失恋したからと言う。それもあるかもしれないけど、違うの、未来のあの子を思って泣いてるのよ。私は、あの子、殺してしまったかも、しれないから。




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