森風


「ケッ、ダイキの奴裏切り者だよなー…」
「あぁ、山野バンたちとパーティー、だっけ」
「そうそう!一番非リア充だと思ってたのさぁ」
小石を蹴るように風間は地面を蹴り上げた。確かにあのダイキが誰か過ごしているのは意外と言ったらその通りだ。
「てことで森野、クリスマスは付き合えよ」
「は」
「ダイキだけリア充とか許さねぇし」
いや、それはつまりだ。
「誰かと過ごせば立派なリア充だろ」
…そういう意味か。風間に変な期待をしてしまった俺がバカだった。
「森野、覚悟しとこよ」
「は」
また間抜けな声が出た。風間を見下ろすと少しを頬を染めながら俺を挑発的な上目使いで見上げる。
「寝かせないぜ?」
にやりと笑う風間。期待はして良いみたいだと俺は苦笑した。


森風です




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