冬秋


「好き」
ぽつりと私の言った言葉に彼女はキョトンとした表情をした。
「冬花さん?」
ううん、なんでもないの。私は笑ってそう誤魔化した。
「秋さんの作ってる梅のおにぎり、美味しそうだなって思っただけ」
じゃあ特別にあげるね。彼女から貰ったおにぎりを一口食べる。しょっぱいわ。




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テーマ「人外ファンタジー」
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