檜郷


誘うような声で郷田を呼ぶ。郷田は返事をしてすぐに俺に駆け寄ってきた。まるで犬だな、と苦笑するがそれもなかなか良い。
「何か用ですか?」
「いや」
「レックス?」
小首を傾げて郷田は俺の名を言った。誰かが郷田は俺に依存していると言うが、俺も大分、郷田に依存しているらしい。(好きだ)




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