◎エルドラド黄名子 タイムパラドックスが産み出した異物。それが『菜花黄名子』だ。雷門たらお馬鹿さんやから、それでうちを雷門に置いちゃうんよ。残っていたメンバーにはちゃんとマインドコントロールをして、マスターから預かった雷門へのスパイ任務は完璧。 うちはあんなプロトコルオメガみたいな失敗作やない。うちは、任務を達成させてマスターに認めてもらうためだけにここにいるやんね。 「黄名子」 「どうしたやんね、キャプテン」 「次の試合も勝とうな!」 「、当たり前やんね!」 キャプテンの笑顔を見るとチクリチクリって胸が痛くなる。ううん、きっと気のせい。気の迷い。これじゃアルファたちみたいにポイされちゃう。にこにこ笑って愛想ばら蒔いて媚売って、スパイをする。それで良い、やんね。 ← |