アミレン


「レックスの手綺麗よね」
「…そうか?」
「えぇ、がっちりしてるけど結構しなやか。私好きだな」
「ありがとうな」
「ふふ、勿論レックスのことも好きよ?」
「そりゃあ嬉しいね」
「冗談だと思ってるでしょ?」
「そんなことはない」
「嘘よ、私をちゃんと見て」
「…お前には、勝てないな」
「あら、そう?」
「あぁ」
「レックスってかわいいのね」
「冗談はやめろ」
「うふ」
「笑うな…」
「だって、おかしいじゃない。大の大人が私に遊ばれてる」
「お前だからだ」
「それは、良い意味でとって良いのかしら」
「勝手にしろ」
「好きよレックス」
「…勝手にしろ」
「照れてる?」
「照れてない」
「素直じゃないのね」
「お前だからだ」
「もう、レックスは意地悪ね」
「お前程じゃない」
「何か?」
「いやなんでもないさ」





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