20131207
拗ねた八重歯がひかってる
ひどく嬉しいみたいです
だから僕はあのこをさっさと泣かせてしまえばよかった
硝子細工戦争
だってキミ死にたそうにしてたから
(上記
横顔さまに提出)
寝ている間にわたしをたべてね
きみの死体の隣で眠る前のはなし
喉が恋しい
舌先で愛でるエタノール
まぼろしの2月31日
メタリックプリティ
ほらあの淑女の指先は赤い
溺愛ごっこ
アスファルトのこころ
ぼくら、足りなかったのは酸素だけだったのにね
満ち満ちた愛情
財布と定期とケータイときみ
たとえばかわいいあの子のえくぼ
浴槽で安楽死
わたしだってつま先立ちで同じまぼろし追っかけてんの
耳の裏側でゆがんでる
いとしい愛の怪物くん
淡水に死す
まっとうなエゴイスト
きみを探してる味がした
わたしはいつまでもあなたを夢見るアダムになりたいし、あなたにはいつまでだってイヴでいてほしいの
嘘を食べる怪獣さん
楽なしにかたをしたね
影は重ならないまま手を繋ぐよ
檻をぶちこわすきみがいい
ラブソングダンシング
きみが神様ならよかった
僕が神様でなくてよかった
蒼の睫毛を欲しがるまもの
愛してるから選ばない
ふと隣にあるきみの頭のてっぺんを見下ろせばなんてことないいつもの日常だったんだけど、きゅるりとこちらを射抜いたそのふかい眼差しはぼくを離さないと言ってくれたようにいじらしく、へたにあどけないから恐ろしいのだ