「おやすみ」



私は知っている
私は知っていた
呼吸の1つすら逃さぬよう
私は彼を見ていた
彼は私を見ていた
その水面を憎む横顔を
息を潜める破壊衝動を
知っていた
解っていた

解っていた気になっていた
実際は何1つ解っていない
理解していない
残酷なほど無知であった


その手で突き落とされるまで





「X」
They decided to imitation human being.

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