ガッ

ゴンっ



『っつ―――――!!?』


本日二回目の顎強打。



一日に二回も顎にダメージをくらう女子なんて世界初じゃね?
ギ●ス載れるよ、まじで。

顎の痛みに涙目になっていたら…



ぐっ
みしみしみしっ



「アンタさぁ…変な事したら命は無いって言ったよね…?」



ちょっ…佐助さんんん!!黒いの出てるっ!!後ろからああぁあああ!

てか、またみしみしって音するし何かめりめりって音も聞こえてきたぁあっ!!ちょ、まっ…冗談抜きで潰れるぅううっっ!!



『いっだだ!!ちょっ…やめっ…待っ…!?…ん?』


いつの間にか私と佐助に視線が集まっていた。



「ちっ…誰だテメェ…」


あの…ヤ●ザの方って此処に居ますか?

チラッと声のしたほうを見ると…お、いたいた。


オールバックに左頬の傷、鋭い眼差しにキリッとした眉。

片倉小十郎さんだった。



『……あー、』


普通だったらさ、みんな「ひぃっ!」ってなるのが普通だけど、私はじいちゃんが怖い人だからさっ!


『うん、旦那に来い』

「何を言ってやがる、コイツ」


とうとう私は、頭がやられたようです。



(酷い人だ…小十郎さんたらっ)


照れ屋(?)な小十郎さんにニヤニヤしてたらまた声が聞こえた。



「ひゅ〜!!cuteなgirlじゃねぇか!」


おい、伊達男。
その英語の発音は、私に喧嘩を売ってると捉えていいのか?


おなじみの兜に青い陣羽織、腰に装備されている6本の刀に右目の眼帯。


伊達政宗…だったっけ?



「おい独眼竜。何言ってんのかさっぱりだぜ?」


ふわっふわ(超重要!!)な銀髪に左目の眼帯、紫&ピンクに半裸。


みんなのアニキこと長曾我部元親。



何故か東西兄貴が一緒になって喋り始めた。


でも…ごめんなさい、みなさん。








『うああアニキィィィィィィ!!!!』

「うぉぉあっ!?」



やっぱり腹筋って…素晴らしいよねっ

大好きな元親に出会えて、好みの腹筋に出会えて、思わず抱きついちゃったー



「ちょっ…なんだァ!?おい、おまっ!!はっ…離れろぉおおお!!!!」

『もーとーちーかーぁああああっ…!!!!!』



こんなことしてる間に元親はもう真っ赤。
かなりの勢いで感激していると、背後からどす黒いオーラを感じた。



(ひぃっ…!!!?)


恐る恐る振り返ってみるとそこには…








仁王立ちしたオカン


もとい、佐助の姿が。
まああぁぁっ黒な笑みを浮かべながら


「ねぇ、アンタがそんなことしてると、話が先に進まないんだけど…?」













『すいませんでした』


やっぱりオカンには適いませんよ。



あの後、ちゃんと元親から離れてみなさんに話をしました。
最初は佐助みたいに信じてもらえなかったけど、携帯とかテレビとかを見せたら


「なんと面妖な…」

とか言って食い入る様に見てた人が約3名。
その内解体して調べたいっていった人が1名。


だいたい予想はついてた。
うん。


ちなみに今は午前4時。

そろそろ眠くなってきましたがこれからどうなることやら!!




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