元就が帰ってから10分後ぐらいに、みんなの意識が戻った。





「無事だったか」とか、
「怪我してないか」とか聞かれた。


…心配してくれてるんだな。




何だか私は嬉しくなった。





「んでよぉ、結局何があったんだ?」




元親は私に聞いてきた。





『元就が材料を引き取りに来たよ』


「へぇー!毛利元就って、そんなことするんだ」





佐助が驚きの声をあげた。
…佐助、元就に失礼だよ?





「それで、毛利とはいつ会えるのだ?」


『えっとー…力を使いすぎてもう会えないと言われました』


「「「はぁ!?」」」





三人の声が重なった。





『会えないけど、連絡はとりあえるって言ってたから大丈夫だよ』


「なら良いんだけどよ…」


『あとね、私…決めたの』


「…行くか行かないか、を?」


『うん…だから、明日の朝ごはんの時にみんなに聞いてほしいの…良いよね?』


「あぁ、勿論良いぜ」


「遼ちゃんが話してくれるなら、最後まで聞くよ?」


「聞かぬなど悪だからな」




3人が了承してくれた。






『…ありがとう』


「どういたしまして!…それじゃ、もう旦那達も全員寝てるし、俺様達も寝ようか?」




佐助の一言で、私達は寝ることにした。



(もう揺るがないよ、元就)



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