PSPを自室から取り、階段を降りていく。
そして待ちきれずに、電源を入れる。












…が、



PSPも応答なし。


『は?』



何回もカチャカチャと電源を入れるが、いっこうに電源が入る気配がない。
充電が無いわけではない。だって毎日充電してるから。


『てめっ、テレビとPS2の次は貴様が反抗期かっ!』


などと言い放ちながら、リビングにむかう。



一気にテンションが落ちた遼は、



(お茶…片付けて寝よう…)


とりあえず寝ることにした。




そして片付けのため、リビングの戸に手をかけ、開けた。



ガチャっ






『……』



バタン






…みなさん、ちょっといいでしょうか?


ここって、私の家ですよね?
一人暮らしなんで、誰もいないはずですよね?


扉を開けたその先には、いるはずの無い人たちがいた。



(おっ落ち着けー、自分。今のはきっと見間違いだ。幻覚、うん、そうだよ!きっと!)


何故か深呼吸ではなく、ひっひっふーと呼吸をする。
まあ今はそんなことを気にしている場合ではない。


よーしっ!
と気合いをいれて再び戸を開ける。






ガチャっ







『………』






気のせいじゃなかったみたいね!


目の前には知らぬ男の山。

…って、え!?
おっおおおっ男ッ!?


え、意味わかんないし、マジで!!


パニックになりながらも、頭悪いなりに必死に思考を巡らせる。



(こーゆーときは、無理に刺激しない方がいいんだよね!?)

(でっでもここは一応私の家だし…)



考えに考えた結果、








『よし、寝よう



遼はマイペースなのであった。


決断をしてリビングから出ようとする。


するといきなり後ろから





「アンタ…何者?」



…声が聞こえた。




(まっまさか!)


と思いながら振り向こうとした瞬間、




ゴンっ


勢いよく床に押さえつけられた。




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -