『…はぁ。やっと着いた』 家から徒歩15分。着いたのは、有名なジャ●コだった。 『まずは…服?』 エスカレーターに乗って上へ行き、服売り場に着いた私。 …やっぱりみんなが着てた服の色が良いのかな? とりあえず私は幸村の服を探すことにした。 今は夏だし、幸村は熱血だし、うん、絶対涼しい格好の方がいいな。 Tシャツを漁っていると、似合いそうなのが見つかった。 見つけたのは、赤い生地に黒い字で“風林火山”と書かれたTシャツ。 そしてもう一枚は、なぜこんなところに…と思うほど珍しいもの。 バックプリントに金色で六文錢が描かれたTシャツ。 …ここってジャ●コだよね? 不思議に思い、よーく店内を見ると「戦国フェア」と書かれた紙がそこら中に貼ってある。 あぁ、今ブームだしな、と納得できた。 とりあえず幸村にはお館様Tシャツ(風林火山)と六文錢Tシャツを買うことにした。 『次は伊達か』 なんか六文錢Tシャツがあったらなんでもありそうな気がして漁ってみた。 そうしたら、青い生地にあの有名な、伊達政宗公の銅像が黒くプリントされ、金色で独眼竜と書かれたTシャツを発見した。 『やばい、これは私が欲しい』 なーんてことを思いながらカゴに放り込んだ。 伊達にはもう一枚、白地に黄緑で“ずんだ餅”と書かれたTシャツも買ってやった。 『よし、元親だっ!!』 またまたゴソゴソやっていると、出てきた。 白地に紫で波が描かれているTシャツ。 黒地に金色で鬼って書かれたTシャツ。 もうこれしかないだろう。またカゴに放り込んだ。 『小十郎さんて何が似合うんだろうか…』 小十郎さんはあの中で最年長だし、やっぱり大人の男って感じがする。 『小十郎さんー…』と呟きながら漁っていると あれ、こんなところに九曜紋がかかれたTシャツが。 え?わざとらしいって?気にしない気にしない! まあこれを着てもらおう。 あ、あとこれいいかも。 私は九曜紋Tシャツと右目と書かれたTシャツを買った。 『ちっ…佐助か』 佐助はー… あぁ、この“忍”Tシャツと“俺様伝説”Tシャツで良いか。 Q なぜ漢字Tシャツばっかり選ぶんでしょうかね? A 好きだからだよ 時間がないので、私は会計を済ませた。 その後、日用品や食料品の買い物を済ませた私は、 宅配サービスをいいことに手ぶらで店を後にした。 |