あ…れ?今…私の唇に伊達の唇が?



!!!!!!!!!?

ボンッて音がするぐらい私の顔は一気に真っ赤になった。


…ていうか


『なっななななななっ何してくれてんの…!?』

「だーからkissだって言ってんだろ。…つーかその反応だと今のがfirst きs『伊達の馬鹿ぁあああぁぁ!!!』


この変態にっ…!!(失礼)
伊達男に私の…初めての1つをっ…!!!!


『もっも゛ーどーぢーがざーん…!!』


もう顔が涙と鼻水でぐちゃぐちゃになってる気がするけど、気にしない。
元親に泣きついた。



「おーおー、災難だったなぁ…」


よしよしと背中をさすってくれる。



あっアニキィィィィィ!!!!
その優しさに何人の女性がやられたと思ってるんですかっ…!!!!



「まぁとりあえず泣き止め…な?」

と言いながら、涙を指先で拭ってくれる。


「あんま擦るんじゃねぇぞ」

とかも言ってくれる。



『…ぐすっ。こんな汚い顔で…すいませんでした、元親さん…』

「気にすんじゃねぇよ」


元親さんは、私の頭にポンと手を置いてわしゃわしゃする。



「それに俺もさん付けじゃなくていいからよ、好きに呼んでくれや」


今いろいろと顔が酷い私に太陽のような笑顔が向けられた。



『っ…ありがとう、元親っ!』

「おうよ!」












「遼ちゃん、落ち着いた?」

『落ち着いたよ、猿』

「何これ。俺様ってとことん酷い扱いしかされないの?」

『まぁそれは冗談で。どうしたの?佐助』



冗談だったことにホッと胸を撫で下ろした佐助の口から出てきた言葉は







「俺様たち、ここでお世話になって良いんでしょ?」


…は?


今何て言った?この武田の忍。



「何て言ったかって…だからぁ俺様たち、ここでお世話になって良いんでしょ?って言ったんだけど…」


『え、何で?つかさりげなく心読むな』

「あはー、読んでないって!…何でって言われても俺様たちが遼ちゃんの家に来たのも運命、みたいな?」


いや、そんな運命ないからさ。くそ食らえだから、そんな運命。


それに…と佐助は続ける。





「もし俺様たちを追い出して警察?に捕まって遼ちゃんの名前出したら、どうなるだろうね?」


精一杯お世話させていただきます


半分(?)脅しの佐助の言葉にびびった私は、この5人をひきとることになった。




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