「小十郎さん」 「おう、早ぇじゃねぇか」 小十郎さんは昼ご飯の下拵えをしていた。 ちらっと手元に目をやると、やはりあった。 「…小十郎さん、私ずっと前から言いたかった事があるんですけど」 「ん?何だ」 言ってみろ、と包丁を器用に動かしながら聞いてきた。 「あの、味噌汁に」 ネギを、 (入れすぎだと私は思うんですが) (何言ってやがんだ。滋養に良いじゃねぇか) (いや、でも限度ってものが…あっ、後ごぼうもっ) いっつも気になっていた小十郎さんのご飯にやっと指摘ができた。 ――――――――――――――――― こう言いつつも私は長ネギ味噌汁大好きです← この後、伊達にも言われてやっと少し量を減らします。 拍手ありがとうございました! |