「似合ってるよ」


彼がニコリと優しく、そしてどこか悲しげな狂った微笑みで俺の姿をみる。

男の俺が女もののこんなドレスをきて似合うはずがないのにイチノセはとても喜ぶ。


イチノセは俺に近づき分け目をスッと慣れた手つきで変える。


「うん、そっくりだよ。」


アキ。必ず小さな声でつけたされる言葉。そういって笑う君は俺に似ている俺の知らないに彼女向かって笑いかける。

所詮俺は彼女の代わりにすぎない。

なんて可哀想な俺とイチノセ。





一之瀬とジャンルカ
20111230 13:30


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