※しもねた！
相談者
マルコ・マセラッティ
「――と言う訳で、ようこそザナルディゴンドラへ」
「…センス無いなぁ」
「はい静粛に！
もうお前の嫁には振り回されるだけ振り回されたんだから、今回は俺がお前を振り回してやる！」
「それで聞きたい事って？」
「(スルーかよ)
あぁ…
マルコ、お前不能なのか？」
「はぁ？
そんな訳無いだろ？」
「(不能パターンは無し…か)
じゃあフィディオの事どう思ってるんだよ
た、たまには俺にも聞かせてくれ」
「フィディオ？
うーん………」
「………」
「うーん………」
「………お前フィディオの事本当に好きなのか…？」
「当たり前だよ!?
ただ、どう思ってるかって…抽象的過ぎるなぁ
一言で言うなら……好き。かな」
「……普通だ
お前ら付き合ってもう３ヶ月は悠に越えてるんだろ？
いくとこまでいったんだよな？」
「いや？」
「(はっきり言いやがった！)
…まだ手出してないのか」
「練習漬けなんだ、そんな暇無いだろ？」
「(魅力無しパターンも無し)
じゃあ休みにすればいいんじゃないか？
最近は休みもよく入る様になって来たしな」
「……ジャンルカ、俺、少し怖いんだよ」
「は？」
「……俺と今まで付き合った女の子の別れ方の切り出し方、知ってるか？」
「いや…」
「九割方、"死因が窒息死はちょっと……"って言うんだ」
「……」
「フィディオにもそう言われるのかと思うと……」
「怖い！お前のテクが怖いわ!!
……だ、だが…フィディオもそうだとはまだ決まってない
あいつはマルコが大好きなんだ、きっと嬉しそうに"死因は腹上死くらいが良いなぁ"とでも言うだろ」
「…ジャンルカ…！」
「もう俺は腹一杯なんだ
後はお前等で……」
「じゃあフィディオに聞いてきてよ!!」
「俺お前等の事嫌いだなぁ!!!」
ゴンドラ上にて。その２(ただの惚気じゃねぇかぁぁぁ)