問1、彼は何故遥々飛行機に乗って来たのか。


「フィディオ!」

「っ、マーク!!?
ど、どうして此処に?」

「どうしても、フィディオに言いたい事があったんだ」

「電話じゃ駄目だったのか…?」

「直接会って、話したい事だった
――フィディオ、今夜…夕食を食べに行かないか?」

「……え…?
あ、うん」



問2、彼は何を言いたいのか。


「美味い」

「そりゃそうさ!
さ、もっと食べなよ!」

「ああ」

「それにしても何で急にご飯を食べに行かないかなんて」

「ほへはもひほむほまへひはうはめにひまっへゅ」

「口に入ってる物食べてからでいいよマーク…」



問3、彼はいつ帰るのか。


「未定」

「未定!!?
し、試合とか無いの?」

「ディランに任せて来た」

「ディランは君が居ないとシュート撃たないじゃないか!
それに何処に泊ま……」

「流石フィディオだ」

「……俺の所だね…」



問4、彼の場所はどこか。


「今客室空いてないから、今夜は俺と一緒で良い?」

「ああ」

「マーク壁際でいい?
俺外側がいいなぁ」

「代わりに…と言ってもなんだが、腕を貸してくれないか?」

「やだよ痺れる!」



問5、結局彼は何がしたかったのか。


「たまにはフィディオと二人きりになりたかったからさ」

「へぇー
君もそんな風に思う事あったんだね」

「……?」

「だっていつもディランと二人きりだから」

「………」

「あ!
明日マルコとアンジェロとジャンルカと練習する約束してるんだ!
Buona notte!」

「……Good night」





追試決定!







マークとフィディオの可能性について追求してみた。
互いに余裕の無いマクフィを書きたいと思った
敢えなく撃沈した

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