三角関係的友情的親愛_31

「でも、納得」

どういうことだ?と、顔を上げる。

「悠くん、ずっと御影くんのことばかりだったから。好きなんだよね?」
「えっ誰を」
「御影くんを」
「えっ」
「えっ」
「えっ」
三人とも、疑問符を頭上に浮かべ固まる。……って、違う違う!違う!俺が御影を?何をどうしたらそうなるんだ。

「だって、僕が何か言っても『御影は〜』しか言わなかったよ」
「まじ、俺ってそんなんだったの」
「悠樹……残念だけどさっきも言ったように俺は奈津が……」
「いやそれはよーく知ってるから」
「僕より御影くんとデートしたかったんじゃないの?」
「そうだったのか悠樹!」
「違う、……と思う。」
たたみかけられて自信がなくなってきた。
「と思うって、なんだよ」
「ちょっと待って自分でも混乱してきたから」
「悠くん素直になって」
「絶対悪ノリしてんだろ奈津!」

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