「やあリリー!今日も燃えるような情熱的な髪がとても美しいね!せっかくだから今からデートしないかい?」
「あらポッター、あなたのそのくしゃくしゃでパサパサな鳥の巣ヘアーもとっても似合ってるわ頭ん中お花畑のあなたにピッタリよ。そんなあなたと一緒にいたら本当に虫ずが走るのそれに今からリーマスに用事があるの」
「リリーいいいい!何言ってるんだい!浮気?浮気なのか?よりによってムーニーなんかと…くそゥ…ムーニーただじゃおかない…僕のリリーを…」
「ちょっとポッター本当にいい加減にして!それに今から私はリーマスと監督生の集まりなの!」
「監督生?そうやって口実をつけて僕のリリーと…さらに憎い!」
「誰があなたのものなのよこのおたんこなす」
「君だけの僕になれるなら僕はおたんこなすでも構わない!」
「意味がわからないわ」
「戻ってきておくれよリリー!!」
「ちょっとジェームズうるさいんだけど。スティーヴンあいつの口にアスファルト詰めてきて」
「誰だよスティーヴンて俺はシリウスだよ。てかお前親友にそんなことできるわけないだろ」
「てかスティーヴンはスニベルスにもそんなことできないよ」
「リーマス言えてる」
「いやだからスティーヴンて」
「あムーニー!ちょっと僕のリリーをたぶらかすようなことは止めてくれよ!」
「ジェームズ、リリーは?」
「それが僕の大きすぎる愛に恥ずかしがってどこかへ行ってしまったのさ」
「ジェームズくっきり頬に手の跡残ってんぞ」
「ああこれ?リリーからの熱烈なお返しじゃないかな?」
「キモいなあ」
「あ、僕そろそろ監督生の集まりだ」
「うをおおい!そうだよムーニー!ちょっと僕と代わってよ!」
「いや無理だよ君のそのおたんこなすっぷりじゃ」
「誰がおたんこなすだよ!」
「「「お前だよ」」」
「くそー…こうなったら何がなんでも…そうだ!ポリジュース薬でも飲んでムーニーに成り切ってやる!」
「ポリジュース薬かあ…あれはすんげえマズイよな」
「まあシリウスの絞り汁とかよりは断然いけると思うよ」
「あたしもしシリウスの絞り汁かポリジュース薬飲まなきゃ死ぬって言われたら喜んでポリジュース薬飲む」
「なんでだよてか俺絞んなよ」
「あ!でもリーマスのポリジュース薬はすごく甘そうだね!」
「そうだなムーニーは髪の毛も糖分でできてるからそりゃあ砂糖溶かし液みたいな味に」
「シリウス絞られたいの」
「すいませんごめんなさい縄はしまってくださいリーマス様」
「なまえのも普通においしそうだよ」
「いやんリーマスたらっ!食べちゃいたいだなんて照れるっ!」
「いやそこまで言ってないだろ」
「うるさいよ絞り汁」
「シリウス100%」
「うをェ」
「ジェームズ吐くなよ」
「そんなシリウスはコウロギの味とかしそう」
「ホコリの塊みたいな味しそう」
「スニベニーの足の爪の味とかしそう」
「ちょ!リーマス最高!」
「たまには泣いてもいいですかぐずん」
「ああもう!とにかく僕は監督生になりたいなりたいなりたーい!」
「まあまあジェームズ落ち着いて。ところで君は今日僕ら監督生がなぜ集まるのか知っているかい?」
「え?」
「それはね、うちの寮の誰とは言わないけどお調子者の鹿っぽい奴と犬っぽいスティーヴンが馬鹿なことばっかりするから監督生が緊急会議しなきゃいけなくなったんだよ。あ、別に僕は気にしてないんだよ監督生だし当たり前のことだから。自分の自由な時間が少なくなるってそのぶん僕の一番の楽しみであるお菓子タイムが無くなることなんて全然気にしてないから。あれ?僕なんでこんなことジェームズに話してるんだろ?あはは気にしないでね」
(((めっちゃ気にしとるやんけー)))
「そしてだからスティーヴン止めろよ」
「じゃあそろそろ僕は行くね。あそれから、これ以上僕の生活規則を乱すようなら何があろうと塵になってもうから、あはは」
(((「あはは」じゃねーよ、「あはは」じゃ)))
「見たかよムーニーの顔」
「あれが本当のデス・マスク」
「なまえったら…でもムーニーは本当に僕らのこと何だと思ってるんだろう」
「少なくともジェームズのことは脛(すね)のうらの黒子くらいにしか思ってないんじゃない」
「その心は?」
「ポイントにもならない」
「言えてるよむしろ存在忘れそう」
「酷いなあ。そんなシリウスはどうなんだよ」
「すね毛」
「なんだよまた脛かよ」
「痒くて抜けた」
「そしてポリジュース薬に入れてみる」
「うをェ」
「なまえ吐くならトイうをェ」
「ちょ!ジェームズ貰いゲロ!」
「父さん母さん僕に本当の友達はいません」
もう頑張れないです
(なんだかんだリーマスは最強だという話)