ピュー……バアアアン!
「見てみてスネイプ、シリウスたちの鍋から花火出たようけるー」
「あいつら馬鹿だろ本当阿呆だ。なんで今日の調合の結果花火が出来上がるんだ」
「うわー綺麗!あたしもやりたーい」
「全くもってグリフィンドールの奴等は理解できない。ちょっとまて今何て言った?」
「え?何々シリウスこれ入れれば花火出来るの?」
ぽいっ
ぐつぐつぐつっ!!
ピュー………バアアアン!
「死ねよお前本当消滅しろくたばり倒せ馬鹿野郎」
「ごごごごめっ」
「ちょっとスネイプ先輩どうしたんですかキャラ壊しすぎて誰ですかって感じですわあ睨まれた」
「レギュラスー!たたた助けて!」
「なまえ先輩一体全体何があったんですか?」
「あのねー魔法薬学の時間に花火打ち上げたらスラグホーン先生まじギレして補修の嵐!スリザリンなのに」
「スネイプ先輩はなまえ先輩とペアだったんですね」
「うんそうつまりスネイプも一緒に補修」
「とばっちりだもう花火なんぞ金輪際見たくない。そしてお前の顔も見たくない」
「ひひひどいよスネイプーもうしないからー」
「まあまあスネイプ先輩見てくださいよなまえ先輩の金輪際見たくない顔を。涙と鼻水とその他諸々の汚染物で顔だけは人間の先輩がもはや生物じゃなくなってます」
「びえーん」
「それくらい反省してるってことなんですから」
「ふんっ。どうせこいつは口だけだ!今日という今日は説教だ!」
「やだーもうやだー!死んじゃうー!」
「じゃあ死んでくれ!」
「落ち着いてくださいよスネイプ先輩。ここは僕にまかせてください。
えーと…あ、ルシウス先輩いいところに。ちょっとこっち来て下さい」
「何だねレギュラス?私に何か」
「ほらなまえ先輩ルシウス先輩ですよ。」
「あルシウス先輩…」
「どうしたんだねなまえ、そんなに泣いて」
「いいですかなまえ先輩。スネイプ先輩がこの世で一番嫌いなのはグリフィンドールです。ええ別にゴキブリではありませんまあ僕は嫌いですがむしろスネイプ先輩は同類でしょ」
「おいこらレギュラス」
「失礼。ですがスネイプ先輩がこの世で一番哀れんでいるのは誰だか知っていますか?」
「だれー?」
ぽんっ
「ん?レギュラス肩に置かれたこの手は何だね?」
「そんなのルシウス先輩に決まってるじゃないですかちなみにそこは僕も同感です。てかこの寮の大半がそうでしょう」
「ほ、ホントに?」
「………(こくり、)」
「スネイプ!お、お前っ」
「つまりスネイプ先輩はルシウス先輩を嫌いを通り越して哀れんでいるんですよ。そうなりたいんですか?ないたくないですよね?」
「や、ヤダー!絶対ヤダー!何が一番嫌だってルシウス先輩と同類なのが心底ヤダー!」
「なまえまで…あれ?この目から出てくる暖かいものは何だろう?」
「それは下水ですよルシウス先輩」
「…………」
「てことでなまえ先輩反省しましたね?」
「ハイッ」
「いい返事ですね。もういいんじゃないですかスネイプ先輩」
「まあ今回のところは」
「よかったですね」
「うんありがとースネイプ」
「ああ、ただしもう二度とするなよ!」
「わかった!てゆうかもうディナーの時間ですよ!」
「本当ですねじゃあみんなで行きましょう」
「今日はチキンあるかな?スネイプのチキンちょーだい」
「チキンばっかり食べるなブラック菌が移るぞ」
「シリウス細菌!」
「ドンマイ兄さん」
「………わ、私は、私は、」
影も存在も跡形も無く消えていたルシウスだった。
グッバイ、
マイラズベリーデイズ
(あ、細菌シリウスだ!)
(先輩駄目ですよあんまり見てると移されます)
(おれの知らない間にイジメが始まってる!)