ランチタイムだわ



「社長、受付のリリーちゃんとランチ行ってきまーす」


「ああ」



あー今日はガッツリ焼肉定食の気分だな!いやでもカツカレーも捨て難い!…お金ない…「ラーメンで」





「そういえばなまえ、スネイプ社長とはどうなの?」


「ぼふうっ!」


サンドイッチを食べていたリリーは「やだ大変!」と私の突き出したメンマを拭いてくれた。…ごめんリリー。


「ど、どうして知ってるの?」


「あら、勘で言ってみただけなのに。墓穴ね」


「………」


「それで何か進展はあったの?」


「…ナニモナイ」


「でしょうね」



「がんばりなさいよ」てリリーは言った。がんばるって一体何すればいいんだろう?明日からスカートもっとミニにしようかな?
…止めよう、セクハラで訴えられる。社長じゃなくて私が。










「ただ今戻りましたー」


「遅かったな。何してた」


「何って、ランチです。ガールズトークは盛り上がるんです」


「ガールズトーク?」


「やだなー社長知らないんですか?もうこれだからおじさんはっ」


「おじっ…」


「恋ばなとかー色々ピンクい話です」


「恋ばな…」


「あーラーメンおいしかったー!」


「お前も恋してるのかー」


「えっ」


「えっ」





何、この空気…




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テーマ「人外ファンタジー」
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