「今まで存分に卿のこと馬鹿にしてきたけどさ、実際卿ってすごいんでしょ?」


「ああホグワーツ在学中は常に首席だったと聞いている」


「すっげー!あたしなんかブラック・リストに載ってたのに」


「ブラック・リスト?そんなものあったのか?」


「うん。セブルス・スネイプ虐め隊。隊長がシリウスだったから。その隊員名簿がブラック・リスト」


「お前……」


「あ、ちなみにスネイプの靴に腐ったバナナの皮とか入れてたのあたしだから」


「…アバタケ」


「仲間殺しダメ、絶対!」


「上司が最低なら、部下も最低だな」


「ちょっとーよくないよ卿の悪口とかー」


「どちらかと言うとお前の悪口だ」









「あ我が君だ」


「おお何だ貴様ら。俺様に平伏せろ」


「いきなりとても理不尽ですね我が君」


「本当最低だよ我が君」


「いいんだ俺様は闇の帝王だから何でも許されるんだ」


「本当は誰よりもピュアなのにね」


「この前ナルシッサのミニスカート見て鼻血出しましたよね」


「馬鹿言え。あれは鼻をほじくりすぎたのだ」


「汚いよ我が君」


「爪切ってくださいよ我が君いつも長すぎです。衛生的にどうかと思います」


「深爪なんだ…」


「ほらなんかピュアじゃん」


「ピュアリーだな」


「スネイプ貴様!…」


「え?」


「ど、どうかいたしましたか我が君!…今更」


「なぜ俺様の学生時代のあだ名を知っている?」


「は?」「は?」


「さてはお前…俺様の超ファンだな?」


「いや、あの…」


「まあ、その気持ちに答えることは出来んが…その代わりぞんぶんに敬え」


「………」


「………」


「はははっ」








「ピュアリー・トム?」


「どこのお笑い芸人だ」




結論:魔法っ子 純情



(ねえルッシー、卿ってチェリボ?)(なっ…あ、ありえる)(ルッシー顔赤いよ?)(う、うるさい!)(スネイプーここにもピュアリーがいるよー)(おいあんまり先輩虐めるなよ。ルシウス先輩すぐ泣くから)(うわっピュアリー)


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