◎放課後
来神時代*初めての恋にドギマギしてる感じ*
静雄side
放課後、俺は先生に呼び出され授業にちゃんと出ないと点数がやばいぞ、と怒られた。
ノミ蟲が居なければもっと平和な生活が送れていたのに、と唇を噛み締め先生の説教を聞いていた。
あいつは、どれだけ授業出なくても成績が良いからいいもんだ。
表面上で優等生らしいしな。
俺は頭も悪い上に、あいつを追っかけ回したりサボったりするから、
そろそろ留年の危機だ。俺が原因の方が多いんだけど。
苛立ちを発散させる為に、あいつが居ないかと同時に鞄を持って帰ろうという目的で、教室へと入った。
緩やかな風が吹き、カーテンを揺らがし、橙色の光が教室に差し込む。
昼間とは打って変わり、ガラリと静まり返った教室を見渡し、眉間に皺を寄せた。
今さっき探していた奴がいたからだ。
机に突っ伏して寝ている。
微かに聞こえる寝息。
______寝ているのか。
そっと忍び寄って顔を覗き込めば深く聞こえるようになった寝息と、
弱めな光を浴びて気持ちよさそうに寝ている臨也の姿があった。
よくよく見ていると、端正な顔をしている。
程良く長い睫毛に整った鼻筋、寝ていて体が温かいのかいつもよりほんの少し赤い頬。
普段見ると憎たらしくてたまらないのだが、こうして寝顔を見ると幼くも見える。
_____なんか、可愛くみえるな。
触れてみたい、という欲求に素直になりすこしはねた髪を優しく梳かす。
しばらく、そうしていて。
薄く開かれた唇を見ていると、唐突に唇にも触れてみたくなった。
「………ッ」
今何をしようとした?
…さすがに、そんな事をしたというのがバレたら立場的にもやばい。駄目だ、とういか相手は男だろ、冷静になれ平和島静雄。
と心の中で呟きつつも可愛いこいつがいけないんだ、と思い触れてみたくなって。
戸惑いが現れ、
額に軽く唇を付けた。
触れるか触れないかの軽いキスとも言えないかもしれない行為は、静雄の心拍数を一気に上げていった。
やばいやばい、このままじゃ駄目だ帰ろう。
そう思い、早歩きで立ち去っていった。
心の中の僅かに淡い恋心に気付かぬまま。
※こんなロマンチックなシチュ、素敵です//
乱文過ぎて…っ;
臨也ver
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