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君の瞳には何が映ってるんだろう。



シズちゃんに会えるかなと思って池袋に行ってみれば、そこにいたのはシズちゃんとトレッドヘアの男の人とロシア人の女の人が楽しそうに歩いていた。



……ちくりと、胸が痛んだ気がした。



シズちゃんは、俺がいなくても普通に楽しく人生を過ごせるんじゃないか。

いや、普通に考えれば殺したいくらい嫌いな奴がいなければホッとするか。そうだよね。


俺は、何も声を掛けずに踵を返した。


お互いどちらかの家に居る時は、とてもシズちゃんを近くに感じるのに、こうして少し離れてみると遠く遠く感じてしまう。
言葉に表しずらいわだかまりが心を蝕んでいく気がする。





俺以外の事、見えなくなったら良いのに。

















※寂しい感じですね;
この後、静雄にやさしく抱きしめて貰いたいものです((



お粗末さまでしたっ




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