新婚さん




俺、平和島静雄は折原臨也と付き合っている。



元々は、殺し合うくらい仲が悪かったわけなんだが……。
気付いたら好きだったのだ。



その後は、二人きりになった時を見計らってそれとなく告白してみれば、
向こうも驚いた顔をして顔を真っ赤にさせ、俯きながら「俺も…なんだけど」、
と言い、めでたく(?)付き合うことになった。



そして週末、俺はコンビニでプリンを買って臨也の家へと向かう。
毎週末は臨也の家に泊まる事になったいた。

臨也に今から行くとメールをすれば、
数分も経たない内に「待ってる」なんて返事が来て内心浮かれて顔が綻んでしまう。


つい、パフェなんかにも手が出てしまいそうなくらい。


コンビニを出て、歩く事数十分。
俺は、インターホンを押し相手が出てくるのを待つ。

鍵の開く音がして、中から愛しい奴の顔がひょこりと出てくる。



「よっと。シズちゃん、いらっしゃい」


柔らかい笑みを向けられれば、理性が崩壊しそうになる。今すぐ抱き締めたい衝動に駆られる。我慢しろ、俺。


「…お邪魔します」


顔を引き締め、中へと入っていく。その家は相変わらず臨也の匂いが漂っていて、少し落ち着く。


「先、ご飯する? お風呂入る?」


臨也のそんな問いかけに俺は、


「……新婚みたいだな」


と呟いてみた。
その途端、臨也の顔が真っ赤になる。俺を睨みつけ、叫んでいる。



「な、なに言ってんのシズちゃん!?バカなの!? も、もうそんな冗談良いから、どっちなのっ」



耳まで赤くなった顔を眺めていればまた抱き締めたい衝動に駆られる。くそ、


「……飯」


ぼそりと呟いて、ソファに腰かけた。
臨也は変なのとか首を傾けて呟き、キッチンに向かう途中、臨也が振り返らず微かにこう言った。


「おれ、……シズちゃんの、お嫁さんなら、良いか…も」


その事を聞き逃していなかった静雄は、お嫁さんって。とか思いつつ。


今度は、本能の赴くままに行動した。
















※うう…っ、甘いのとか大好きなんですけど
いざ書くとなったらすごい、微妙な出来具合なんですよね(´;ω;`)


この後、臨也は静雄に美味しく頂かれました((


お粗末様でしたっ







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