日向1:五章、チャイルドハプニング

ナレータ1:初めての執務を成功させた四人。あれから雑用におわれていた。

葉月1「判押しが来たよ〜!!」

朝姫1「げっ…やだなぁ、まぁ、ちゃんとやるけど…」

日向2「文句言わないでやれ!」

朝姫2「へ〜い…」

日向3「ほら!優花はさっさとやってるじゃないか」

優花1「先生…気が散る」

日向4「……すみません」

航平1「あ!?そうだ、小村君、ひろみ先生、呼んでたよ」

拓巳1「!?本当ですか!?」

日向5「………今、ちょっと喜んだ?」

拓巳2「気のせいです」

航平2「早めに行ってきた方がいいよ?待ってるみたいだから」

拓巳3「はい!」

ナレータ2:拓巳は1-Fに行くとひろみがテストの採点をしていた。拓巳はひろみに目隠しをする。

拓巳4「だーれだ!」

ひろみ1「…小村君、遊ぶのはやめなさい」

拓巳5「先生が生徒に見えるからだよ…ひろちゃん?」

ひろみ2「小村君、おちょくらないの!」

拓巳6「で…、何の用なの?ひろちゃん」

ひろみ3「…はぁ……あのね、小村君。最近、何か悩みでもあるの?」

拓巳7「……は?」

ひろみ4「成績が下がって来てるのよ…前と比べて」

拓巳8「悩み…か」

ひろみ5「えぇ、何かあるの?」

拓巳9「先生が鈍感過ぎる…かな?それが悩み」

ひろみ6「え!?私!?どこが?」

拓巳10「まあ、言ってもいいんだけどね…」

ひろみ7「ん?なに?」

拓巳11「先生…俺…」

ナレータ3:拓巳が何かを言おうとした時、男の子がやってきた。

晴希1「お母さん、発見〜!!」

ひろみ8「え!?晴希!?どうやって来たの!?」

晴希2「歩いて〜!」

ひろみ9「…行動は夫譲りね…」

拓巳12「………先生って、夫持ちなの?」

ひろみ10「うん、そうよ?まあ、指輪、ポケットにいれてるからね」

拓巳13「……はあ…」

ひろみ11「それで、何か言おうとしてたけど…?」

拓巳14「……先生は鈍感じゃない、ニブイって言おうとしたんだよ」

ひろみ12「え!?一緒じゃない!!」

拓巳15「じゃあ、俺、仕事あるから、じゃね!童顔、おちびのひろちゃん♪」

ひろみ13「ちょ!生徒が先生をからかうんじゃありません!!」

拓巳16「じゃ、さようなら」

ひろみ14「…さようなら」

ナレータ4:四天王室

拓巳17:先生は…28代四天王の代…27代は……確か…?……まさか!

拓巳18「日向先生!!奥さんってひろみ先生ですか?」

日向6「え!?な…なんで?」

優花2「そうよ、ね、日向先生」

葉月2「何で優花が知ってるの?」

日向7「優花とは家が隣なんだ、だから優花とは晴希が生まれた時からだから…五年くらいの付き合いだな」

朝姫3「へぇー。先生…」

日向8「朝姫、油断してたら、航平に持ってかれるぞー?」

朝姫4「え!?い、いいい!?いや!それは困る」

日向9「だろ〜。なら、自分の心配しとけ」

朝姫5「へーい」

優花3「ところで、拓巳…先生、何の用だったわけ?」

拓巳19「あぁ…成績のことだってさ」

優花4「ふぅん、トップは大変ね」

拓巳20「先生って…。ずるいよね…」

優花5「……は?」

拓巳21「いや、こっちの話」

優花6「ふぅん…」

日向10「もうそろそろ終わりかな…」

ひろみ15「わ!?晴希、そっちは!」

晴希3「あ〜!!パパ発見〜!!」

ナレータ5:いきなり、晴希とひろみがはいってきて日向は驚く。

日向11「は!?晴希!?」

晴希4「優花お姉ちゃんだ〜!!」

優花7「こんにちは、晴希」

葉月3「わぁー。かわいいね!パパは誰?」

優花8「日向先生しかいないじゃないの…」

葉月5「あ、そっか…」

晴希5「パパ〜。今日は早く帰れるの?」

日向12「おう!帰ったら家で鬼ごっこだ!」

晴希6「わーい!」

ひろみ16「はぁ…家が…」

優花9「この前、ドア壊れてましたね…」

朝姫6「先生の家って大きいのか?」

ひろみ17「どうだろう?」

優花10「私の家よりかなり大きいわ」

葉月6「それって、かなり大きいよ!」

航平3「ほとんどはヤクザから金巻き上げたんじゃないんですか?…ひろみが」

ひろみ18「そんな昔の話しないでよ!ちゃんと働いたお金です!!」

日向13「ひろみ、俺が留学している間に…」

葉月7「先生にそんな過去が!?」

優花11「よく先生になれましたね…」

ひろみ19「も、もう私の話はおしまい。皆、仕事終わったんでしょ!!帰りなさい」

葉月8「はーい!」

拓巳22「…話変えた…」

朝姫7「まあまあ…いいじゃん」

晴希7「優花お姉ちゃん、一緒に帰ろ!!」

優花12「そうね、帰ろうか」

ひろみ20「優花ちゃん、お願いね」

優花13「はい、わかりました」

ナレータ6:五人が帰ると途端に日向がひろみに抱き着く

日向14「今日もかわいいな!ひろみは!」

ホワン1「フニャ!?離れろニャ!!変態」

日向15「いいだろー!俺らは愛し合って結婚してるんだから」

ひろみ21、航平4「うわ…ウザ」

日向16「え!?ひろみ違うの!?航平もなんなんだよ!」

ひろみ22「離れろ…昔、浮気したくせに」

日向17「だーかーら!あの時は浮気じゃないっていっただろー!」

ホワン2「言い逃れニャ!?ずるいニャ!?」

日向18「何でホワンが知ってるんだよ!?」

ホワン3「知ってるのは知ってるニャ!!」

航平5「相変わらず…、ま、良いですね、たまには」

ナレータ7:次回に続く

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