女1
「ねぇ、中学生?もうそろそろ下山しないと足元暗くなってきちゃうわよー?」

紫槞1
「あ、はい!お気遣いありがとうございます」

少年1
「あれ?さっき会った!着物のお姉さんのかれしだーっ!」

紫槞2
「え!?何でそうなるの!?」

少年2
「カッコイイ男は皆、俺の敵だ!!…って痛いな母ちゃん!!」

女2
「何図々しいこと言ってんの。ごめんなさいね、ウチの息子が」

紫槞3
「あ、いえ。きちんと言いたいこと言えてて、格好いいなと思いました」

少年3
「…ん?着物のお姉さんと喧嘩したのか?」

紫槞4
「…純さんとではなくって…ふわふわしたお姉さんの方」

少年4
「お前、フタマタって奴か!!…ってぶつなよ母ちゃん!!」

女3
「何度も申し訳ありません。ませガキ。口をガムテープで塞ぐわよ?」

少年5
「…っ!?い、嫌だ!大人しくしてる!!」

紫槞5
「あはは…」

女4
「見たところ、貴方苦労してそうですからね…。真面目っぽそう」

紫槞6
「…………はい。よく言われます」

女5
「その溜め込んだ苦労は他人に相談するのはいいかもしれないけど…ぶつけたら、相手にも失礼よね」

紫槞7
「…………」

女6
「あらあら、ぶつけちゃったのね。そうしたら、あとは相手を思いやること」

紫槞8
「はい。……悪いことをしました」

女7
「その気持ち、伝わると良いわね」

少年6
「……話してること、よくわかんないけど」

紫槞9
「ん?何?」

少年7
「仲直り出来ると良いな!応援してる!」

紫槞10
「…うん。ありがとう」

黄乃6
「紫槞君!!どこに居ますかー!!」

紫槞11
「……この声」

女8
「それじゃあ、お先に失礼しますね。ほら、帰るわよ」

少年8
「わかった!カッコイイお兄ちゃん、じゃあねっ!」

紫槞12
「うん!バイバイ!」
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