翠15
「……ごめんな。早く桜見たいだろ?いつ葉桜になるか分からないのに。ちょっと休むな、ワガママ言ってゴメン」
瑞葵10
「気ままなナルシストなんじゃなかったっけ?馬鹿翠」
翠16
「……馬鹿は余計だろ?」
瑞葵11
「だから無理はするなって話でしょ」
紫槞9
「翠君が言ってくれたら、その分、皆も俺も頑張って応えますよ!!」
翠17
「…あぁ、サンキュー。とりあえず、休むかな」
黄乃10
「瑞葵君、宿泊先は…」
瑞葵12
「ちょっと歩くけど、そこの角曲がって登れば着くよ」
橙果11
「おぉ〜!!翠支えるよ〜!!」
純13
「小さい橙果より、私と瑞葵で支えるから大丈夫」
黄乃11
「…フフッ」
橙果12
「ぶーぶー!じゃあ、僕は大きなかぶのネコやるもん!」
紫槞10
「というより、俺の立場…」
黄乃12
「紫槞君、荷物多いですし大丈夫ですよ〜!」
橙果13
「今日は皆でウノやろうね!!」
翠18
:旅日記、二日目夕方。風邪を引いていて体調が優れないことがバレた。
今では、皆に教えなかったことがカッコ悪いなと思う。
一番、扱いが面倒臭いだろう俺を、心配してくれたのだから。
翠19
「起きてからすぐ言おう。…ありがとうって」