純1
:無事に旭川についた私達は、アシル山行きの無料送迎バスから降りようとしたとき。

男1
「ここから、6人で歩くことになるけど…いいかい?」

翠1
「え?山の中までは…ああ、急な坂になるのか」

男2
「そういうこと。山頂までの道のりは看板に書いてるから、大丈夫だよ」

翠2
「……ありがとうございます」

男3
「それじゃあ、くれぐれも道から外れないように。じゃあね」



少年A1
「お姉さん、綺麗ですね!!」

純2
「え!?」

黄乃1
「そうですよ〜!純さんは美人さんですよ〜!」

翠3
「はいはい。お姉さんに用があるときは…………こいつを通してからにしとけ」

紫槞1
「うわっ!!……な、なんですか翠君?」

少年A2
「……こいつ、人類の敵だぁあーーーー!!」

紫槞2
「えぇ!?って走るの早いよーっ!!」

橙果1
「今のって、紫槞君関係あったかな…?」

瑞葵1
「……純さんの男避けには美少年が楽だろうけど」

橙果2
「ていうか、翠君。純ちゃんの出会いをクラッシャーしたよ」

純3
「き、きれいって言われた〜…!」

黄乃2
「ほ、頬っぺた真っ赤っかです〜!!」

翠4
「いや、純を見てみろよ」

瑞葵2
「ん…?」

純4
「着物が綺麗って言われた〜!」

瑞葵3
「ちょっ。純さん!!」

純5
「嬉しい!!」

翠5
「良かったな、純」



橙果3
「あとは山に登るぞー!!」

黄乃3
「お〜!!頑張りましょうね〜!」

紫槞3
「……というより、さっきの少年は大丈夫でしょうか…」

純6
「染料が私を待っているーっ!!」

瑞葵4
「純さん、その格好で歩くの辛いだろうから、着替えないと…」

翠6
「お前ら、そんなキャラだっけ?」

黄乃4
「え〜?やっぱり山まで来たからには、楽しみましょうよ〜」

純7
「何だ、翠。ここまで来て抜けるとか言わないよな?」

翠7
「言うわけないだろっ!!」

黄乃5
「では、行きましょーっ!!」

翠8
「うわっ!!黄乃、引きずるな!!って皆、先行ってるからな!!」
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