のんびり
足音

黄乃5
「みなさ〜ん!こっちですよ〜!!あ、可愛い花〜!」

純6
「時々、黄乃の行動力が凄いと思うときがあるよ…」

翠7
「俺もそう思う」

回想

黄乃6
「えーっと、最近地震で出来た山に行きたいのですが〜…」

男1
「あ〜、アシル山(やま)のことかい?それだったら旭川まで行って、観光バスに乗るといいよ」

黄乃7
「はい〜!ありがとうございます〜」

男2
「ご家族で旅行は、きちんと計画的になさってくださいね、奥さん」

純7
「へ!?」

男3
「お父さんも」

翠8
「は?」

男4
「では、よい旅を〜」

回想終了


橙果8
「……身長って恐ろしいと思った」

瑞葵6
「同じく」

紫槞6
「でも、このまま行っても帰りのお金足りますか?」

F.o

瑞葵7
「………………。帰ろっかな」

紫槞7
「え!?ちょっと瑞葵さん!!」

瑞葵8
「大体さ、橙果。皆と調べるったって、行き方と資金くらい調べときなよ」

橙果9
「う゛。でも、歩いていくって言う時間だってあるし、このまま行けばGW並の旅行を楽しめる!ハズ!」

瑞葵9
「ハズって何?無駄金だったら元も子もないでしょ?」

翠9
「おい、瑞葵。それは言い過ぎだ!」

瑞葵10
「とにかく、今度にするよ。今回はこれ以上付き合えないね」

足音

黄乃8
「純さ〜ん!!ここに可愛いお花ありますよ〜!……って瑞葵君は…?みーずーきーくーん!!そっちは逆方向ですよ〜?」

橙果10
「……瑞葵君、帰るって」

黄乃9
「……え〜?何でですか〜?」

紫槞8
「多分、元々乗り気じゃなかったのもありますが…無駄な時間だと思っちゃってしまったんでしょうね…」

純8
「何だかんだで、一番忙しいのは瑞葵だからな…悪いことしたな…」

黄乃10
「黄乃は皆さんと行きたかったです〜…」

紫槞9
「……俺もです」

黄乃11
「……瑞葵君、怒らせちゃったんですもんね…」

純9
「説得は難しいかもな」

翠10
「……少し抜ける。皆ここで待っててくれるか?」

純10
「…………翠。スマンな」

翠11
「すぐ戻ってくるからな。黄乃が行ってた花でも見てろよ」

足音

紫槞10
「何だかんだ、瑞葵さんを心配してるのは翠君ですからね…」

橙果11
「どうか、戻ってきてくれますようにっ!!玉手箱を連れて帰ってきて!!浦島太郎!!」

黄乃12
「まぁ〜、そうしないと折角頂いた無料バスの回数券が勿体ないです〜」

紫槞11
「……え?」
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