シリーズ | ナノ


※会話文のみ




「………」

『えっと、トキヤ?』

「………」

『…トキヤさーん』

「………」

『………』

「………」



その1。無言になる





『わあああ!そういえばお母さんに頼まれたネギ買ってない!』

「名前、どこか行くのですか?」

『うん。ちょっと買い物行って来るから、トキヤ待って…』

「……」

『あの、トキヤさん』

「私も行きます」

『うん、一緒に行こう。だから全体重をかけないで…!』



その2。背中にもたれかかる





『おじさん、ネギください』

「あいよ。名前ちゃん、後ろの兄ちゃんは彼氏かい?かっこいーねー」

『えへへ』

「仕方ねぇ。今回は多めにやるよ。おら、持ってきな!」

『ありがと、う!?』

「…私にも構ってください」

『!!?』

「はっはっはー。おじさん、嫉妬されちゃったよ」

「………」

『あ、ああ、ありがとうおじさん!』



その3。わんこ属性にキャラ変わり





『トキヤ!もういい加減離れて!(恥ずかしいんだ!)』

「っ……名前は、私が嫌い、なのですか…?」

『いや、えっと…(あああ、泣かないでよ私が悪かったからっ)』



その4。泣き虫になる





「今日はこうしていたいです」

『それはちょっと…』

「駄目、ですか…?」

『!!…もうどうにでもなれっ』



その5。相手は何も断れません















『っていうね』

「…私がこんなことする訳ないでしょう」

『ですよね』