君と、私と、 | ナノ




「名前が、攫われただと…?」

「はいぃ…っ!巴衛殿に言われて見張ってはいたのですが、少し目を離した隙に…っ!お許しください名前さまああああ!!」

「おい。そこは俺に謝れ。とにかく!名前を攫った奴を突き止めねばな。」

「おお!巴衛殿の狐火があんなに大きく…っ!」

「名前様を助けるために巴衛殿は!ああ、これぞ神使の中の神使でございます!」



(名前、勝手に攫わおって…!)




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