『こんにちはー』
「あら、名前ちゃんじゃない。いらっしゃい。どうぞ上がって」
『お邪魔します!』
「ツッくーん?名前ちゃんが来てくれたわよー」
「名前!?」
『こんにちは』
「う、うん。どうしたの?」
『綱に用があって』
「立ち話もなんだから、ツッ君の部屋に行きなさい。後でお菓子も持って行くわね」
『ありがとうございます』
「じゃあ、俺の部屋行こ?」
「俺に用って何?」
『うん。今日バレンタインでしょ?だから、はい!』
「……これ、俺に?」
『もちろん!毒は入ってないから大丈夫だよ』
「…(リボーンがいなくてよかった)」
『綱?もしかして…チョコ嫌い?』
「え!?そんなことないよ!すっごく嬉しい!……ありがとう、名前」
『………!!』
笑顔に心を奪われたバレンタイン