すいませんでした。
すいませんでした。(二回目)
以前ヒロさんが書いて下さったゲスキュアの設定をお借りしています
これはもう酷い、とにかく酷い
オズ夜美、ジャ由季、カイリン有り
下ネタ連発
すいませんでした。(三回目)







これは一体何の悪夢なんだろう自分と顔がそっくりな弟がトウマアルパカ略してトウパカとかいうふざけた生き物を拾っ…いやむしろもう憑りつかれてそしてマイクサターンとかいうふざけた地球外生命体がすんごいクズい男に惚れ込んでお嫁さんにするために地球侵略というふざけたヤンデレを発動させてそれに対抗したクズ間違えた恭真という男が魔法少女というふざけた組織を設立してしかも弟がそれに乗っていい年こいてゴスロリを着て女装してツインテールにしてそして自分もふざけたゴスロリを着せられて謎の影(※キモイ)と戦わされているのだからもうほんとにこれは一体何の悪夢だとジャック・ヴィンチェンツォはたった五秒の間にこれだけの思考を巡らせた。

何故ってそれはそうでもしなければあまりの事態に吐き気と頭痛で倒れてしまいそうだからである。ジャックのメンタルは最早ぐしゃぐしゃに踏み潰された後に近所の犬に踏まれて学校帰りのクソガキ共に木の枝でつつかれまくった木綿豆腐のようだった。
ちなみにジャックは木綿豆腐より絹ごし豆腐派である。どうでもよかった。


「帰りたい」
「あーはははは!!ねぇねぇ兄さん今どんな気持ち?ねぇどんな気持ち??」


強制的に女装させられ加えて目の前には「ブラコンすぎて気持ち悪いオズベルトくん」の異名をもつジャックの双子の弟が倒した黒い影の上で無駄なセクシーポーズをとって同じ顔の女装姿を見せ付けてくるまさに愛の歪んだ「ブラコン過ぎて気持ち悪いオズベルトくん」である俺の弟気持ち悪いとジャックは血潮を吐きかけた。そこで聞こえた「ジャックさん!」という可愛らしい鈴を転がしたような少女の声はある意味この現実から逃避出来る愛しい少女のもので冗談ではなくジャックにはそれが天使の声に聞こえた。しかし向こうからやってきたのは天使でも何でもなく今のジャックには残念ながら悪魔にしかならなかったのであるこれが巷で噂の小悪魔(※殺傷力抜群色んな意味で)ついにジャックの限界がきて吐血した。


「ジャックさん!!ジャックさんが魔法少女になったと聞いて、私もささやかながらお手伝いします!!」
「由季頼む脱げ脱いでくれ!!!!」
「ええっ!?」
「わー兄さんのへんたーい」


普段慎ましやかに露出度も低く品のよい落ち着いた服装を着ている由季がどうだあろうことか自分と弟が着せられているつまり魔法少女の象徴であるヘソ出しミニのスカートにニーハイセーラーという世の男性の憧れのような服装しかもゴスロリを着て現れたのだからもうジャックはその恰好は何だと赤面する前に思わず由季の肩を掴んで思い切り揺さ振った。セクシーポーズから最早飽きたのかヨガを始めた「ブラコン過ぎて気持ち悪いオズベルトくん」が後ろからヤジを飛ばしてくるのにも最早反論も怒声も忘れてとりあえず脱いでくれと繰り返す何故ってそれはこの魔法少女とかいう組織を作った恭真間違えたクズが女好きなのに女を使い捨てにするクズなのは周知の事実でありお世辞にも強いとは言えないこの少女が魔法少女になんてなろうものなら見事に使い捨てされてポイされるのが目に見えているからである。そういえばこれだけ大通りで騒いでいるのに人間離れした嗅覚聴覚その他もろもろを持ち合わせた幼くも絶大な破壊力を誇るオズベルトの何と言うか玩具というか遊び相手というか関係性のよくわからない少女夜美はどうして来ないのだろうかとジャックが現実逃避をしかけた時向こうから走ってくる黒髪の少女が見えた。何故か大量のドレスを抱えている。


「オズ…!ついにブラコンが究極化して夜な夜な女装でタップダンス踊りながら小指で乾布摩擦してたら股間が焼き切れて公然わいせつ罪で捕まったって本当!?」
「馬鹿すぎるだろなんで信じたし」
「誰がここまで飛躍させた!!!!!!」


噂には尾ひれが付き物だと思うがここまで悪化しているとは思わなかった誰か止めろよ止めろ由季そんな「えっそうなんですか!?」みたいな目でオズを見るな!!ジャックは再び吐血したちなみにドレスを持ってきた理由はオズの趣味なら女装だって受け入れるよ手伝うよ!という夜美の気遣いだったらしく心底見下した目をしたオズベルトにドレス類は焼き払われたいつの間にか現れた梨花がその炎で焼き芋をしている保護者(カイン)はどこにいった誰かこのボケの飽和を止めてくれとジャックが天を仰ぎ始めたときに引き攣った男の悲鳴が聞こえた。


「嫌だ死に方くらい自分で選びたい!!具体的には「幼女のピーに埋もれて窒息死」誰だ今俺の台詞に被せたやつ!!?」
「オー!キョウマガヨウジョガイイナラワタシヨウチエンジノコスプレシマース!」
「うおええええええ!!!!やめろキモイキモイ俺にそんな趣味はない!!俺は幼女より大人の女派だ!!そんで窒息死ならピーより胸派だ!!どうせなら腹上死希望!!!!」


あ、これ駄目だわとジャックはもう突っ込みを放棄した。何がどうしてそんな会話になったのかは知らないが死に方がどうのと言っている恭真改めクズと追いかけている元凶マイクサターンちなみに幼女云々の横やりを入れたのはオズベルトであるピーとか腹上死の部分もちろんジャックは由季の耳を綺麗に塞いだ夜美は意味が解らず首を傾げている梨花は相変わらずの表情で焼き具合を確かめていた何この空間カオス。


「お嬢さん、失礼ここはどこかな…ってあれ?リンカ?」
「こんにちは伯爵ここは大通りよ」
「よかった見つかって、全く「天下の焼き芋を求めて前方後円墳の謎を解いてきます」なんて置手紙をしてトリプルアクセルで失踪するからどうしようかと」
「ごめんなさい」
「誰か突っ込み買ってこい」


何だこれはもう嫌だ頭が痛いもう誰も彼もがボケ出して突っ込みがいなくなった何だ天下の焼き芋って前方後円墳の謎って止めろ焼き芋食べるな!ジャックさんもどうですかなんてそんないい笑顔で焼き芋を差し出さないでくれ!!結局天下の焼き芋ってなんなんだろう。


「はい兄さんどーぞ!」
「やめろあっつあつの焼き芋を全力で顔に叩きつけるな!!」
「テメエはこれでも食ってろ変態がぁあああああ!!!!!」
「オーキョウマ!コレガアナタノアイナノデスブベラァ!!!!!」
「死ね!!!!!」
「由季ちゃん熱いからこれに包んだ方がいいよ」
「ありがとう夜美ちゃん!あ、梨花ちゃんもこれ…」
「ありがとう」


オズのあっつあつ焼き芋攻撃から逃げるジャックとマイクサターンに焼き芋(※燃えてる)を叩きつける恭真と仲良く焼き芋を食べる夜美と由季と梨花、そして火は危ないからねと三人を少し下がらせる保護者カイン。これが日常と化してきている現実に、ジャックは今度こそ現実逃避をして月にでも逃げ込みたくなった。かぐや姫になるには竹から生まれればいいのかなとか考えている時点ですでにボケへの道へ片足突っ込みかけていることは今のところ誰も気づいていない。さて次の突っ込み(被害者)は誰でしょう。