キャラ崩壊と微妙な下ネタ有り







どういった経緯で恋人になったかというのはこの際別の話にしようと思う。
現に梨花とカインは恋人通しであり、 どちらかから告白したのとか別に話す理由などないからだ。 こうなってしまったのは仕方がない
だがどちらもそれを拒んでいる風でもなければむしろ楽しんでいるようにもみえる。
ただ、 どちらもちょっと他の人より抜けており少しばかり、 ほんのちょっと天然なだけだった。

カインはな中々に鈍感だ、 そう思いため息を漏らしたのは彼の恋人である梨花だった。 鈍感と言えるのか天然としては、 もはやこれ嫌がらせに近い気がしないでもない。 抱きしめたりキスはしてくる、 だがそれは恋人にすると言うよりは子供や家族にする様な親愛的なもので、 結局のところ私たちは恋人らしい事なんてしたことはないのだ。 前にベッドに寝そべって誘ってはみたもの毛布をかけてそのまま仕事へと戻ってしまう、 そう彼は私に手をださない。 それが梨花のカインに対する不満だった。 だが彼女も彼に負けず劣らず男の気も知らずにアピールしてくるものだから彼の苦労も相当な物だろう、 さすがに風呂一緒に入ろうとしたらすごい剣幕でやめてくれと言われていたのは決して彼が悪いのではなく彼女が経験慣れしているからであろう。 こうしてのらりくらりと躱され、 もはや彼にとっての私は見た目のよい装飾品なのではないかと自己嫌悪になりそうなくらいである。 嫉妬ならばまだよかったかもしれないとこの時の梨花は思っていた……いっその事、 既成事実を成し遂げてやろうかと思うくらいだ。 彼女の苦労もわからないでもない、 もんもんと廊下で試行錯誤していると元凶である伯爵と目があった。

「おはよう」

「おはよう」

とはいってみるが目の隈加減で彼が寝ていないことが見て取れる。 白い肌が一層青白くみえもはや病人の様だ、 寝てないの?とそう聞けばそんな事はないよと苦笑混じりでかえってきたはいいが伯爵それは柱よと梨花がツッコむくらいには消耗している。

「無理しないで」

「大丈夫だよ」と優しく答えるはいいが、 だから伯爵それは花瓶よ。 
わざとなのかそれとも寝不足によっての幻覚がみえているのか梨花にはわからないが下手したらあいさつといって花瓶にキスするかもしれない、 それは視覚的に痛い。 
好きな人が花瓶にキスする光景など誰がみたいものか、 いくらなんでもこれは痛すぎる。 そんな発想に至る彼女もちょっと疲れているのかもしれない、 そっと背後に向かい、 つつっと指でなぞると伯爵がびくっと肩をふるわせこちらをみた。 光に反射して煌めく赤い瞳が私と花瓶を見比べて驚愕の表情をしている。

「リンカが2人いる!!?」

「寝て、 伯爵……寝て、 お願いだから」

装飾品扱いはいやだとは思ったが違うそういうことではないの。 そういう扱い方ではないのと梨花は小さく懇願した。

「え? でも今朝だよ「いいから寝て」いや、 だけど」

「何か問題でもあるの?」

「……仕事がねぇ」

そう顎に手を当て愚痴をこぼす、 もしやずっと仕事をしていたのかとあきれる反面、 そこまで仕事をする気力はいったいどこからわいてくるのか。
とある意味関心できるくらいの仕事人間だった。

「他の人に、 お願いできないの?」

「父上が9割方仕事放棄したまま位を継承してしまったから、 他に頼めそうな人なんていないし「その人に頼めないの?」いや
頼んでも字が……汚すぎる」

とんだ親父だと言いたげに頭をかかえるカインに同情すら覚えてしまうのはきっと気のせいではないと思う。
これは相当やばいなと彼女の勘がつげている女性の勘と言うのは鋭いもので、 このままいけば彼は倒れるかブチ切れるかで屋敷が血の海になるのはそう遠くないだろう。
梨花にはあまり関係はないがまわりが大変だというのは確実だ。 そして暴れたあと血管切れて吐血して病院送りとも予想すればもうこれは看病フラグへと突入しなければならない
または伯爵がストレスのあまり倒れ病院送りというフラグだそんなオチいやすぎる。 誰も求めてなどいない、 少なくとも梨花はそんなシチュ求めていないのだ。
それはさすがにやばいと梨花は思った。

「とりあえず寝て伯爵、 このままでは倒れちゃう」

「大丈夫だよ徹夜は慣れてる「それは壁画よ伯爵」……おや?」

意識があいまいとしている彼をとにかく寝てもらう事にしょうとしたが普段から眠れないらしい、 書類が気になってしかたないのだと。 それ職業病末期患者ではないか、 メイドたちも心配しているしこのままだと彼がある意味危ない。 そんなわけで仕事を全部オズベルトに託し(というなの押しつけ)げんなりする彼を放置して、伯爵を部屋へとつれてきた。

そわそわとイスに座りきょろきょろとあたりをみている。
端正な顔が、 普段余裕そうにしている顔とは違い、 少々子供じみてみえた気がした。

「緊張してるの?」

「いや、書類がない部屋とか久しぶりで「仕事から離れて伯爵」うん、ごめんね」

彼女の部屋(とはいってももともとは彼の屋敷の部屋なのだが)にいても仕事の事とはあるいみあっぱれである。 この職業病は、 きっと生活習慣からなのだろうすべての現況はジオといえば話は澄むがそれにしても2人っきりだなんて久しぶりな気もしないでもない。 大抵は彼の仕事を見つつお茶を飲んだり馬車の中で書類を確認する彼の姿をみたり・・・・よくよく考えると仕事姿しかみていない気がした。
気づかない私も私だがこれはやばいと思う。

とにかくリラックスしてもらおうとベッドに彼をすわらせるがさてどうしよう。 彼を仕事から遠ざけることだけを目的にしていたので実際仕事から離れてどうするかなど梨花はまったく考えていなかった。
寝る? だが彼は眠れなくて仕事をしているのだそれでは意味がない。 ぼふっと彼の居るベッドに倒れ込み上から彼を見上げた、 カーテンの隙間からこぼれる光の反射で好きな赤目が煌めいて私を映し出していた。
ぼうっとしていると頭をくしゃりとなで互いに苦笑がもれた。 まぁ、 何もしない日でもいいのではないかと思ったのかもしれない。
気が付けば時刻は夕方で、 彼がいなくなった部屋でぼつんとお茶を飲んでまったりしていた。
するとふとドアの向こうから声が聞こえる。 案外屋敷といっても防音ではなくこうして風一つないと静かすぎて人の声や足跡などが聞こえてくるのだ。
ふと気になってドアに近づき耳を立てた。

「……ったらね」

「……私なんて……で眠れなかったんだから」

「伯爵ったら毎晩毎晩あきないのかしら?」

「……夜の相手……動けない」

とんでもない発言をきいてしまったら人間一体どうするのか、 聞いてしまったものはしかたがない。
ギリっと下唇を噛みしめ、 ブラウスの裾を握りしめた。 そっちがその気ならばと大人と言うには少々我慢ができない少女と言うには大人びすぎた女が呟いた。
次の日早朝彼の部屋へと遊びにきて、 仕事をしている彼の首にからみつくように腕をのばした。 顔をカインの首筋へと近づき、 耳元に囁けるように至近距離でじっと彼をみた。
慣れているのかなぁに?と悠長な声が聞こえてくる。 くすぐったそうに笑っている彼を余所に梨花は話しかけた。


「伯爵、 私に黙って……夜の相手をさせていた人がいる、 なんてひどいわ」

「知っていたの?」と少し驚いた彼が視線を梨花へと向ける、 お互いに顔を向けるような動作になりあと数センチで唇に触れそうな距離にいる。
だが、 そのまま触れないのはきっと彼女なりの嫉妬なのだろうか? それよりまず昨日の出来事を聞き出さねばと思い、 口を開いた。

「昨日、 聞いたわ」

そう小さく呟くと、 カインはそうと息を吐くように零し、 言葉を紡ぐ。

「ごめんね、リンカでも君のことを思うと、 どうしても言い出せなくて……我慢できるとは思えなかったし」


「我慢しなくていいよ、 私のことは好きに使ってくれて」

「でも」

「むしろ数多の相手から梨花ちゃん最高、 と言われてきたのよ私は、 大丈夫貴方を満足させる自信あるわ」

「そうなの?」

「まかせて、 慣れているの」

「わかった、じゃぁ今日の夜私の部屋にきなさい、 夜の相手だけど本当平気? 次の日寝不足で動けなくなると思うけど」

「徹夜とか余裕よ」

とこんな具合で伯爵から初めての夜のお誘いを受けた。 簡単な服装でいいかとすぐ脱げる感じのラフな格好で部屋を出る、 メイドに聞いたらこの枕を使用してくださいとyes枕を渡された。しかも裏表両方yesしかかかれていないメイドをみるとぐっと親指を立ててグッドラック!と応援されたのでまぁよしとしよう。 彼の部屋を軽くノックすると、 どうぞと緩やかな声が聞こえてきた。

そっとドアを開け、部屋へと入る。 ほの暗いランプが暖かな光を帯びていた、 1つのテーブルを間に挟むように椅子がおかれている、 一つの方に彼は座る、 椅子は2人用だったので隣に座ろうとしたらこの方がやりやすいのだそうだ、 カインと梨花が向い合せになる様に椅子へ腰かける。 何がやりやすいのかわからず首をかしげると伯爵が口元に手をそえ、 少し悩んでいる仕草をした。 まだ迷っているのだろうかとふと思う。年齢的に彼女と彼とでは大きな差がある、日本人と外国人では体格差もおおきい訳だだが恋人としてそこは私なりに補おうとしているわけで未だ悩んでいる彼の手にそっと手をふれた。

「リンカ?」

「大丈夫よ伯爵、 私どんなあなたでも受け止めるわ」

「でもリンカとは初めてだから……」

と長い睫から微かに見える宝石の様な赤い眼の視線が床へと落ちた。

「気にしないで、リードしてくれればいいから、 だめなら……私がリードするわ」

「それは頼もしいね」

とやっと決心したのか伯爵がくすりと笑った。
静かな部屋の中2人の呼吸の音しか聞こえない、 辺りは静かすぎてこの屋敷には2人しかいないのではないかという不思議な錯覚が起こりそうになるくらいだ。
たまに彼の口から鼻声が聞こえるがそれは外国の歌で梨花では理解できない、 ただ綺麗だなとのんきに考えるだけだ。 
仕草や、 動作表情、 声すべてが綺麗だなとそうなんとなく感じた。

「リンカ手止まってる」
とテーブルをトントンと2回指でたたく、 その音にはっと目が開き彼を目線を合わせた。

「でも伯爵私もう無理」

「朝までつきあってもらうよ?」

泣きそうになる彼女をよそに伯爵は妖艶にほほえんだ、 するりと白い手が彼女の頬にふれてするりと滑りおち、そして口からあっと吐息がこぼれた。

「……」

「私の勝ちだね」

梨花から引いたカードをテーブルに置きほほえんだ。 そう、 夜の相手というのは遊び相手になってくれというものだったのだ。落胆ところの話ではない、 が彼のことだ本気なのだろう、寝れないから夜な夜な相手(というなの遊び相手)を探しこうして朝まで暇を潰しているのだろう。 メイドたちがもう動けませんというのはそっちではなくて寝不足で動けないということだったのだ。 これはひどい、期待していた分絶望間がすさまじい。 メイドからもらった枕を抱きしめつつ、 うとうとするまぶたをこすった。 対する彼は慣れているのかにこやかにトランプを切っている。

「ねむい?」

そう聞くのでうんと素直にいえばくすりと微笑が漏れた。じゃぁここまでにしようかといわれたのでやっと解放されると重い深いあくびをもらす。

「じゃぁまた明日」

朝まで付き合ってもらうとかいっといてとは思うがこれが彼なりの優しさなのだろう、 だがきっと梨花がいなくなったあと別のメイドが被害に遭いそうな気もする。
それはなんとなく嫌だし、 とにかく彼に寝てもらった方がいい気もした。

「え?」

「……え?」

「あなたは寝ないの?」

「眠くないからね」

「それはだめよ」

腕をつかみいうとルビーのような瞳がが大きくみひらいた。 きっと昨日も寝ていないのだろう、 いやもっと前数日間あまり寝ていないようにみえる。
じゃなければ自分と壁画とか花瓶とか間違うはずがないのだ。

「でもリンカは寝たいんだろう?」

「えぇ」

「ならば送って「そうじゃなくて」え?」

意図を理解していない彼にわかるようにと彼のベッドの中へと、 もぞもぞともぐり込みぱんぱんと枕をたたいた。
その意味をやっと理解して困ったように笑う。

「いくらなんでもそれは」

「恋人だからいいじゃない

「それはそうだけど」

「私では不満?」

「そうじゃなくて」

「眠れないのならば、 一緒に寝れば、 もしかしたら眠れるかもしれないわ」

と半ば強引にベッドに誘った。
しばし考えやれやれと両手をあげ降参と苦笑まじりでつぶやいていたが軽く無視をした。 ちょっと待ってと彼がネクタイをゆっくりはずす、 寝てていいよと私に背をむけていうのでシーツに潜り込みまじまじと着替えている様子をみていた。 昔鍛えていたのだろうワイシャツ越しからみてとれる、やはり男なんだなぁとふと梨花は思う。 長い睫に細いからだ、だかといってやせ細ってはいなくちょうどいい肉付きをしていた。 端正な身のこなし、 品があるといえるのか、 年の割にはひどく落ち着いていた。 それは彼が童顔だからというのもあるのかもしれないが、 梨花は男の色香に酔いしれるのが好きだ、 だからカインの骨ばった手や首筋、 体つきなどをまじまじとみて綺麗だなと見惚れる。 着替え終わった彼が隣に座ると同時にベッドがぎしりとなる。 本当に一緒に寝るの? という彼にうるさいと言わんばかりにyes枕を顔にぶつけた。 小さい声がもれ、 不思議そうに枕をみる。

「ねぇ、 リンカこれyesしかないよ? 普通noもあるんじゃぁ「伯爵ならいつでもウェルカムよ」え? まってこれってそういう意味だったの」

「他になにがあるの?」

「いや寝るって話だっただろう? この話は終わりにして寝ようよ」

「終わるも何もこれからじゃない」

「待ってリンカ待って、 ちょっと落ち着こうか」

「大丈夫よ伯爵、 私うまいから」

「そういって迫るのは卑怯だと思う!!」

じりじりと詰め寄ったら、 視線をそらさずじりじりと背後へと下がられた。 そんな取って食うわけでもないのにとため息を漏らすと、 あっちの方からもため息が漏れた。

「恋人だからいいじゃない」

「そうだけど! 寝るっていったのは君だろう?」

「えぇ、 寝るわよ? だからこっちにきて伯爵。 まくらがないと落ち着かないの」

ポンポンと膝を叩けば、 少しだけ安心したのか私の隣へとやってくる彼、 案外ちょろいなと彼女は思う。 恋人が深夜にベッドの上にいる、 それはもうあれしかないのではないかと。 今までの男性ならばそういう雰囲気を察知してしてくれたはずなのに奥手と言うか鈍感というかこれは生殺ししたいのか、 それともわざとなのか彼の赤い眼をみてもわかるはずもなく、 ただじっと彼をみた。
色気をタダ漏れしている彼が悪いと思うのだけれど、 それともそういう雰囲気にしない自分もわるいのかと頭をよぎる。

「そういう雰囲気にすればいいじゃない私、 大丈夫よ今まで何人もの男を落してきたじゃない」と囁く悪魔のような私と「だめよ無理維持はいけないわ、 例えヘタレで下手かもしれない伯爵に無茶させてはだめ」と天使のような私が2つ同時に顔をだした。 それは私の脳裏にうずまいて、 最終的に好きだから押し倒せという結論にいたる(この瞬間訳3秒)
よそ見をしている私を伯爵はじっとみていた、 ふと視線があいうすくほほ笑む。

「伯爵?」

「はい」

「既成事実を作りましょう?」

「そんな旅の思い出作りましょう的なノリで」

「……ダメ?」

「だめとかそんなのじゃなくて雰囲気を大事にしようという「大丈夫上手だから伯爵が下手でも補ってみせるわ」
誤解しないでいただきたいな!」

「天井の染みでも数えていれば、 いいから」

「え? 暗闇の中見えるの?」

「明かりつけたプレイがいい?」

「いや、 そういう意味じゃなくて」

「じゃぁ、 私だけ見ててそしたらすぐ終わるから」
「待って待って」


こういう会話の最中に押し倒して、 ワイシャツのボタンをはずして脱がしにかかっているのだから彼がめちゃくちゃ慌てているのがよく見える。
それはそうだろう、 だけどこっちも我慢の限界だった。 好きといってほしかったし、 愛してるとキスとかしてほしいと思っていたのだから
家族みたいなそれではなくちゃんと恋人として私にしかみせない表情を浮かべてほしかったの。 それは喉の奥まできており我慢しなければはけ口に言葉として出してしまうくらいには我慢の限界だった。
不安定な私に気がついたのか伯爵が私の腕をつかみぐいっとひっぱった。 男女の力の差は歴然としており私の体はベッドへと落ちた、 ギシリとひとつ音が漏れれば伯爵は軽く私の頭を撫でた。

「ごめんね」

と軽く呟く声が聞こえた。
ずるい人、 そうやってすぐ逃げる。

無言なのを肯定と受け取ったのか彼はうすく苦笑を漏らし喉をならすと指先に髪を絡め、くるりと巻き付け弄ぶ。 いっそのこと彼が寝た後いかにもしましたと言わんばかりに密着して、 次の朝後悔させようと思ったがそれも興ざめだ。 一定間隔でなでる感触が心地よくてこくりこくりと眠気が増す。

眠りに落ちる一瞬私が一番欲しがった言葉が聞こえた気がしたが、 夢か現実かはわからなかった。

次の日、 朝からそうそうオズベルトさんに出会った。
じっと私をみつめ「昨日の夜はどうだった?」と皮肉めいた言葉を吐き出しながら。 いちいち勘に触る人ね、 と思ったが自分もそこまで我慢できない女ではなく。

「伯爵ね、 寝させてくれなかったの」

「そう、 それは熱い夜をすごしたようで」

「えぇ、 まだ満足してないからまたオズベルトさんに仕事を押し付けるかもしれないわ」

そう言って部屋を後にした、 いいだろうこれくらいの勘違い。 そしていつか嘘を本当にすればいいのだからと、 うすくほほ笑む私も相当に性格がよくないようだ。

コンコンとノックをし部屋へと入る、 さて次はどうやって彼をその気にさせようか
彼の飲む紅茶に手を伸ばした。