・いろいろとひどい
・臨也にーにが変態






インターホンと共にドアを叩く音が聞こえる。うるさいな、そんなに呼ばなくても分かるってば。確認するまでもないが一応モニターを見れば、隣の家の子。
互いに共働きの両親を持つ俺達は血は繋がらなくても兄弟のような存在だ。


「イザ兄!!開けて!!」

「何でそんなに焦って…ってかシズちゃん一回家に帰ってから来なきゃダメだっていつも言ってんじゃん」


モニター越しに見える少年はランドセルを背負ったままで、学校帰りな事が窺える。顔は俯いていて、それでも声は焦りを含んで居た。

「カギ、わすれた…っ、それ、で」

「本当にお願い!!早く開けてイザ兄!!」


切羽詰まった、いつもと明らかに違う彼の様子に少し戸惑いながら玄関のドアを開けると、思いもよらない光景。



「…っ!!う、うあ…っ」

独特のアンモニア臭を含んだ水分がぽたっぽたっとズボンを伝い流れ落ち、コンクリートを変色させている。


「シズちゃん…まさか?!」

「ご…ごめんなさ…、イ、イザ…兄、ごめん、ごめんなさ…っ、ふえっ」


あぁ、そういう事か。
彼は間に合うか間に合わないかの瀬戸際に居たわけだ。俺がドアを開けたら真っ先にトイレに行くはずだったんだろう。


「…あー、うん、別に怒ったりしないから泣かないの。とりあえずお風呂場に行こうね?」

さすがにそのまま廊下を歩かれるのは後片付けが大変だからバスタオルで軽く拭いてから抱き上げて浴室まで進む。その間ずっとシズちゃんはイザ兄ごめんなさいって謝りながら泣いてる。
うん、他意はないんだろうけど俺も別な物が漏れそうだな。



脱衣所に着けばズボンと靴下を洗濯機に投げ込む。ついでにまだ泣いてるシズちゃんは浴室へ連れ込む。
さすがにこんな小さい子供に突っ込む趣味はないから、今日は触るだけにしておくよ。そう心の中で呟いて手で泡を立て、シズちゃんを洗っていく。


丁寧に、丁寧に。


「…ふ、うあ…、いざにい…そこ、だめぇ…っ」

「ええ?だってシズちゃんのおちんちんはおもらしするような悪い子だから、ちゃんと洗わなきゃいけないよ?」

「ふ、ぅ……あ、あ、あ、…だめっ!!イザ兄だめっ!!出ちゃ…、ああっ」


いやいやと頭を振るシズちゃんに、俺の笑みは深くなる。――そろそろ、限界かな。


「お風呂場だから出して良いよ。ねぇ、シズちゃんの可愛いおちんちんからは何が出るの?」

「ひゃ、ああっ!出ちゃう、出ちゃうよ、おちんちんからおしっこ出ちゃうよおっ、!!」


言うや否や、びゅくびゅくと勢いよく放尿すると、そのまま疲れたのか意識を放ってしまった。


しっかり洗い流して浴室を出ると、洗濯物は既に乾燥まで終わっていた。
腕の中で気を失っているシズちゃんの身体を拭きながら、ほくそ笑む。



「もうちょっと待つ予定だったけどね、…まぁいっか」


教育は早いうちからするものだし。
これからもよろしく、シズちゃん。




















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(俺好みにしてやる)