・微妙にグロい
・咎狗腸エンド的なサムシング
彼の身体を貪りたい。
比喩なんかじゃなくて、本当に、彼の身体を「貪りたい」のだ。
痛みに呻く姿が見たい、恐怖に怯える姿が見たい、泣きながら懇願する姿が見たい、俺に跪いて屈服するシズちゃんが、見たいんだ。
「臨也…っ、ぐ、あ……あ……」
「シズちゃん、痛いの?痛そう……、すごい、そんな顔……、見たことない。最高……、もっと見せてよ……、もっと鳴けよ……、痛いって言えよ!シズちゃん、シズちゃん、あはははははははっ」
聞くに耐えないような絶叫と共に弾け飛ぶ鮮血は綺麗な朱、何だか俺の目とお揃いみたいだね、あはは。
「シズちゃぁん…、最高だよ…シズちゃんの中、こんなに綺麗だ……」
綺麗な朱は酸素に触れれば黒く変色してしまうけれど俺は構わずシズちゃんの身体の一部を、腸を引きずり出す。
頬に当てて暖かさを実感する。あぁ、気持ちいい。凄く暖かいな。赤黒くなった血でドロドロの腸をちょっとだけ舐めてみたら鉄の味がして、それが何だか凄く美味しく感じて。
ああ、そうか、そうだったのか。
「ねぇ、シズちゃん」
やっと理解した。
「愛してるよ………」
これが、愛なんだ。
歪な愛に倒錯する
(純粋な愛だよ)
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