『召しませホイップガール!』の続き



「さてと、なまえ。どこからいただきましょう。」

なまえの上に覆い被さってきたメフィストはいつもよりも妖しい雰囲気が増していて、なまえは少しばかり恐怖を覚える。生クリームが身体の至るところにくっついていて、ぬるぬるしていて気持ちが悪い。
メフィストの細くて長い指が、胸の先端に触れると、なまえはびくりと身体を振るわせ、眉を寄せた。その反応が至極おもしろかった様で、今度は生クリームまみれのなまえのそれらを口で弄ぶ。

「…ふ、ぁアあ…ッ。」

なまえの口から漏れる甘い声。頬を赤く染めて恥ずかしそうに俯く彼女を、メフィストは愛おしそうに見つめる。

「なまえ、こんなに生クリームまみれになって、本当にお菓子みたいですよ。何とも愛くるしい姿ですな。」

「……めふぃ、す、とッ…さッ…。」

胸を揉む手の片方が腰の辺りまで下ろされ、そのラインをなぞるように撫でまわす。なまえの表情はさらに色づいていく。その手はついに彼女の秘部へと触れられる。

「あァッ…ん!」

それまで触られていなかった部分への刺激に、なまえは身体を大きく反らす。

「生クリームとなまえのナカから出てくる蜜が混ざり合って、とても美味しいですよ。これには今まで食べたどんなケーキも劣るでしょう。」

メフィストが、人差し指でなまえの愛液と生クリームとか混ざったものを絡めとり、なまえに見せつけるように舐めてみせた。それを見た彼女は、あまりの羞恥に目を瞑り、いやいやと首を横に振っていた。

「何を言っているのです、嫌じゃないでしょう?」

「…こ……なの…は、ずかしい…よ…っ。」

「………ならば、仕方ありませんね。なまえの好きな所を、その羞恥を感じさせなくなるまで苛めてあげましょう。」

ニヤリと笑ったメフィストは、なまえの足を掴むと、舌を使ってなまえの赤く腫れた陰核を刺激する。

「あッ、ふぁああァあアッ!」

一番感じるところをいいように弄くられたなまえの頭の中は快楽に支配される。さらにはそこを勢いよく吸われて、果てる寸前にまで至った。
なまえは、ここまできてしまったのならもうどうなってもいいと思ってしまう。

「メフィ、ストさ、んの…いれ…て…!」

「…おやおや、やっとデレてくださいましたね。」

「…は、やく、はやくッ!」

「ククククッ、我が儘な貴女も嫌いではありません。それに私としたことが、貴女相手ですとそう持ちません。」

メフィストはなまえのねっとりと熱を帯びたソコへ自身のモノを挿入した。その瞬間、絡みつくような内部に危うく翻弄させられそうになる。
生クリームと愛液の立てるぐちゃぐちゃとした音がより一層2人の興奮を煽っていく。

「どう、ですか…?」

「ぜんぶ、メフィストさんのが…ああッ、入っ…気持ちイイ、よ…!」

身体をびくびくと痙攣させながら、意識が飛びそうになる程の絶頂の中、なまえは必死にメフィストの名前を呼ぶ。それがとてつもなく愛らしく、メフィストはそんななまえに深く深く貪るようなキスをする。ただでさえ苦しいというのに、そこで酸素まで奪われるとなると、苦痛が快感に変わりつつあるのがなまえは分かった。一方そろそろ自らにも限界が近づいてきているメフィスト。

「なまえ、一緒に、イきましょうッ…!」

「あ、あああ…くっ!」

その快感が頂点に達した直後、なまえの顔へメフィストは自らの精液をかける。なまえは片目を瞑り、口の辺りに流れてきたソレを舐める。
それを見て楽しそうに微笑んだ彼は、なまえの口の中に生クリームを流し入れた。

「なまえ、私のミルクと生クリームのお味は如何ですか?」

「ほ、いひい……おっ。(おいしいよ。)」

「それは結構。さあ、次はその生クリームまみれのお口で、ご奉仕してください。」

そうして目の前にあるメフィストのモノを見たなまえは、ここまでの大きさのものが自分のナカに入っていたのか、と驚く。先ほどは快楽に委せて他のことなど考えられなくなっていた。
しかし、言われた通りにソレを口に咥え、両手も使って懸命に精液を舐めとる。メフィストはなまえの頭を優しく撫でる。

「っ…上手く、なりましたね、なまえ。貴女ににこうしていただけるなら、毎日でもゲームにお誘いしたいものです。まぁ勝敗は、勝負の前から決まったも同然ですが。」

この言葉に黙って聞いていられなくなったなまえは、口を離して顔を上げた。

「何言ってんの。次は勝つし!そんでもってメフィストさんを私の言いなりに…。」

「ああーそれは無理ですね!……ふふふ、次はどんなプレイにしましょうか。最近はSMにも興味がありましてねぇ。」

「…………。」

ついに何も言えなくなったなまえは、黙ってメフィストを睨みつけた。

「どうかしましたか?ああ、もう一度ヤりたいのですね!分かりました。」

「ち、ちが……あッ!」

押し倒そうと迫るメフィストの手から逃れようとしたら、生クリームがぬるぬると滑って体勢を崩してしまった。そのままメフィストに抱き止められ、彼の腕の中でふて腐れた。

「ご機嫌斜めな貴女も可愛らしいですが、今はそんな顔よりも笑顔が見たいですね。」

「…………知らない。」

「なまえ、愛していますよ。」

何の脈絡もなくメフィストの口から出てきた言葉に、なまえは不意を突かれた。顔に熱が集まり、頭がぼーっとしてくる。また、さっきのように思考が停止してしまう。
メフィストのこういう先が予測できない言動や行動の度にときめいていたりするだなんて、彼には絶対にいうつもりはない。

「顔が真っ赤ですね、なまえ。さて、生クリームもまだまだ残っていることですし、続きをしましょうか!」

「え!?」

反抗しようとした頃は、もう既に時遅しといったところで、なまえはメフィストに押し倒され、ため息まじりに舌を絡める口づけを交わした。







あとがき

ここまでお付き合いくださりありがとうございました。変態メフィストさんの生クリームプレイが途中からただのエロエロに…!
いつかまた生クリームプレイ書きたいです。