ウィークリーガール
宵闇の少女-3/5

全員が座った事を見計らい、カノンが口火を切った

『…単刀直入で聞くわ。ここら一帯で起こる奇怪は貴女が起こしたの?』


「……わかりかねます。ただ、この館で何かが起こっているのは確かです。」

隣で静かに聞いていたラビも口を開く。
「説明、してもらえるさ?俺達なら、その奇怪を止められるかもしれないさ」


少女はしばらく考え込むように黙っていたが、小さく深呼吸をしたあと話し始めた。



「あれは、3ヶ月ほど前でした…――――」

少女によると、寝る前まで一緒にいたはずの母がいなくなり、次に祖父母が、最後に父親と使用人数名がいなくなり、自分だけが残ったらしい
原因もわからず、最近わかったのは"闇にのまれると出てこれなくなる"こと、対象を選んでいるらしく"自分は闇にのまれる事はなく、守るようにくっついてくる"ことだった。

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